海上自衛隊 呉基地 艦艇一般公開のススメ 艦艇詳細編

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この記事では広島県の海上自衛隊呉基地で行われる「日曜日の艦艇一般公開」について、見学できる艦艇について少し突っ込んで案内します。前回の記事の「アクセス編」と併せて読めば呉基地見学がスムーズにできますよ!(多分)。基本的に情報は2014年現在のものですので、見学に行かれる方は呉基地のHPも確認してください。

更新履歴
2015/03/13追記:潜水艦の退役&配備に関連して追記。
2015/03/22追記:4月から事前予約について第一報を追記。
2015/03/28追記:事前申請について本文中に追記しました。
2015/11/24追記:細々とした部分を修正。
2016/05/23追記:2016年度の異動・除籍を反映。

アクセス編の記事はコチラ↓(同じウインドゥで開きます)
海上自衛隊 呉基地 艦艇一般公開のススメ アクセス編

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・おさらい、艦艇一般公開と他との違い  (左写真・日曜の公開、右写真・地方での出張公開)
前の記事で書きましたが、艦艇一般公開というのは呉基地が広報活動の一つとして行っているもので、海自で使っている各種艦艇に実際に乗って見学できます。呉では毎週日曜日に実施されます、事前申請が必要です。

呉での詳細はこちらの呉地方隊のHPを見てください。(見学案内への直リンク、別ウインドゥで開きます)
海上自衛隊 呉地方隊 ー 日曜日の一般公開

海自の艦艇を見学できる機会は案外たくさんあって、おおまかに挙げるとこんな感じ(例外はあります)。

・基地での艦艇一般公開
ここで紹介しているもので、呉や佐世保といった海自の艦艇が居る基地で艦艇を見学できます。見学対象艦(通常1隻)は乗って上甲板をぐるっと回って見学できます。基本的には艦内や上部構造物上は見学できません。艦は桟橋に繋留した状態ですので、動きません。また空砲などのデモンストレーションはありません。基地にいる他の艦艇は桟橋から見られます。予約などは基地によりますが、呉では不要です。2015年4月から個人の場合でも事前申請が必要になりました。詳しくは公式HPを見てもらえば良いのですが、要するに10日前までに電話+FAXでの申請が必要です。

・基地以外の港での一般公開
基地以外の一般の港へ艦艇が出張していって公開するものです。基地での公開と基本的には同じで、艦は動きません。ただ、艦内や上部を見られたりといった気前が良い場合が多いみたいです。デモンストレーションは基本ありませんが、陸自の車両(短SAMとか)が一緒に来ていたり制服で記念写真コーナーがあったりと、艦以外の広報活動をしている場合があります、お祭りなどと一緒にやる場合も多いです。基地では無いので、見られる艦は来てくれた1隻だけ。予約や抽選が不要な場合がほとんどです。

・体験航海、訓練展示、観艦式など
これらは、艦が実際に出航するものです。大規模なものは実施が年数回と少なく、かなり早くからの事前申し込みが必要で、人数制限があるので抽選になります。小規模なものですとそこそこ機会は多いです。当選したら指定の港(一般港の場合が多い)から艦に乗ります。出航後はイベントにより内容は違いますが、空砲の発射やヘリの発着艦が見られたり僚艦と隊列を組んだりP-3Cが飛んできたりと色々と見られる場合があります。艦内や構造物上部も見られる場合が多いようです。抽選などハードルは高いですが、行ければ大興奮間違いなしでしょう。

・道路から眺める、遊覧船に乗る
たいていどの基地も近くに眺められるスポットがありますので、乗ることはできませんが見ることはできます。呉・横須賀・佐世保・舞鶴はけっこう見られるはず。また、近くの港とかから遊覧船が出ている場合はそれを使って見るのも手です、呉では呉港から出ています。

・J婚する(隊員の家族になる)、志願票を出す
乗組員の家族の方は、特別にその艦を見学させてもらえる場合があるようです。一般公開に行って見学対象じゃない艦に一般の人がいたら多分このパターンです、不法侵入と勘違いしないように。また、入隊適齢期の人は近くの地方協力本部というところへ行って志願票というものを書けば、基地が近ければ見学させてもらえるかもしれません。ダメもとで言ってみてもいいかも。一応書いておきますが、冗談なので真面目に受け取らないように。

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・呉で見られる艦型まとめ (左写真・甲板の人ごみ、右写真・アレイからすこじまからの景色)
今回のメインの内容、呉基地で見られる艦型・一般公開される艦型をまとめてみました。あくまで主観で書いていますので参考程度でお願いします。あと呉基地では2014年に桟橋の拡張工事をやったので、今後多少変化があるかもしれません。艦型ごとですが似てる艦型はまとめています、隻数はその艦型でよく見られる艦の数で、ここが多い艦型はどれか1隻は居るという場合が増えるので見やすいです。日曜公開される頻度はかなりざっくりで、公開が「無い」の場合でも極少ないだけで実際はあるかもしれません。

艦種 艦型 隻数 在泊頻度 日曜公開 備考
 護衛艦  あぶくま型  2  高い 多い
 護衛艦  はつゆき型  3  高い 多い 今は練習艦
 訓練支援艦  くろべ・てんりゅう型 計2  高い 多い 別型だが似てる
 輸送艦  おおすみ型 中くらい 少ない
 護衛艦  ひゅうが型 中くらい 少ない
 護衛艦  むらさめ・たかなみ型 計3 やや低い 少ない 別型だが似てる
 護衛艦  あさぎり型 やや低い 少ない
 練習艦  かしま型 やや低い 少ない
 掃海艇  すがしま・うわじま型 計5  高い 無い
 音響測定艦  ひびき型 1  高い 無い?
 潜水艦救難艦  ちはや型 1  高い 極稀
 敷設艦  むろと型 1  低い 無い?
 掃海母艦  うらが型 1  低い 少ない
 補給艦  とわだ型 1  低い 極稀
 潜水艦 はるしお・おやしお・そうりゅう型 5 程  高い 絶対無い 練習艦を含む

表からもわかるかと思いますが、早い話が日曜の公開は、あぶくま型・はつゆき型、くろべ&てんりゅう、が大部分を占めます。イメージ的にはこの3種で7割くらいな感じ。ただし、桟橋の拡張に加えて2015年に呉のトップが交代してからは、なるべく大型艦の見学を増やしているみたいです、表は2014年までの印象で書いてます。
在泊艦では支援艦艇は多く、”ひびき”や”ちはや”はだいたいいつも居るイメージ、ただし日曜公開は滅多に無いです。全体的に主力護衛艦が少なく支援艦艇が多いこと、潜水艦が多数見られることが呉の特徴です。これは日曜日の場合の話で、平日だと在泊艦が全体的に少なくなります。また、この他にも日曜の公開が「基地見学」になる場合がたまにあり、行ったことがないので詳細不明ですが乗艦はできずに基地施設と桟橋付け根からの見学のみになるものと思われます。

ここで、逆に見られる可能性が低い艦型にも触れておきたいと思います。単純に言ってしまうと、呉ではイージス艦は滅多に見られません。呉を定係港としている艦が居ないので、イージス艦は滅多に見られません、大事なことなので2回書きました。たまたま来てることはあるでしょうが、都合よく日曜に在泊して見える位置にいる可能性は低いです、まして一般公開の対象艦になる可能性はほとんど無いでしょう。ついでに言えばDDGは一隻も呉を定係港としていません。一般的に護衛艦=イージス艦というイメージを持っている方も多いと思います。イージス艦を見に行こうとか言って人を誘うと痛い目を見かねないので注意です、怒られそうになったら”くろべ”と”てんりゅう”をイージス艦だと言っておけば多分ごまかせます(適当)。イージス艦こそ見られませんが他の艦型は結構多く、イージス艦でなくとも迫力のある艦は多くいますので来てみて損は無いです。あとは”しらね”型が居ないのと、新型の”あきづき”型は居ません。支援艦艇は姉妹艦なしのものは当然居ないものが多いです。

続いて、それぞれの艦型について触れていきます。題字の横は、よく見られる艦の艦番号と名前です。 ここの写真は全て自分で撮影したもので、撮影時期が2011~2014年とまちまちですのでご了承ください。

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・あぶくま型  DE-229あぶくま、234とね 、(転出:232せんだい)
(写真2014年日付別々、左写真・とね、右写真・あぶくま&せんだい)
DEと呼ばれる小型の護衛艦で、主力の護衛艦DDよりもだいぶ小さいです。基準排水量2,000tで戦時中の駆逐艦と同じ規模です、ただし戦時中の駆逐艦より構造物はかなり大きく幅も大きいです。小型ですが兵装は見栄えがするものを積んでいるので戦闘艦としての迫力は十分あります。2016年に”せんだい”が転出したので現在呉には2隻います。大体”アレイからすこじま”の岸壁からよく見える位置に繋留しているので見やすいのもありがたいです。見学対象になることがとても多い艦型です。

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・はつゆき型 TV-3513しまゆき、3519やまゆき、3518せとゆき、(除籍:3517しらゆき
(左写真2014年・しらゆき、右写真2011年・しらゆき格納庫)
1980年代に建造された護衛艦で、現在では旧式なため退役艦も多く呉にいる3隻は練習艦に種別変更したものです。見た目は同じですが、練習艦は番号が4ケタで護衛艦は3ケタなので見分けがつきます。この3隻は”しまゆき”型練習艦とする場合もありますが、”はつゆき”型で括っちゃうのが多分普通。基準排水量3,000t程と結構小さい艦型です。兵装は一式積んでますが、CIWS(機関砲)とハープーン(対艦ミサイル)が上のほうにあって気付きにくいので注意。練習艦なので遠洋航海のときは長期間不在になりますが、普段は大体見られる艦で一般公開の対象になる場合も多いです。
2016年4月27日付けで”しらゆき”が除籍となり、代わりに”やまゆき”が練習艦籍になって呉に来ました。

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・くろべ型     ATS-4202くろべ   (右写真2011年)
・てんりゅう型 ATS-4203てんりゅう 
(左写真2011年)
訓練支援艦というもので、無人標的機を誘導するのが主な仕事です。2隻は別の艦型ですが、見た目はよく似ています、”てんりゅう”の方が新しくやや大きいです。構造物から突き出たところにイージス艦みたいなレーダーがあるのが特徴ですが、ミサイル誘導ではなく標的機の誘導用なので防空能力はありません。大抵どちらか片方は在泊しており、2隻で並んで居ることもあります。呉ではおなじみですが、各1隻しかない艦型ですので他所ではあまり見られないレア艦です。

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・おおすみ型 LST-4001おおすみ、4002しもきた、4003くにさき (写真2011年・くにさき)
大型の輸送艦で、災害派遣時等のニュースで見たことがあるかと思います。艦内にLCACというホバークラフト2隻を搭載できます。見た目が空母っぽいので一般の方に「空母?」と言われがちですが、ヘリの発着艦こそできるものの整備したりする能力はなく、ハリアー等のジェット機の発着も不可能です。特殊な艦ということもあって3姉妹とも呉に所在しますが、いかんせんデカイので揃っている場合は無く、0~1隻が基地にいるのが普通。他は呉基地から離れた補給所に居たり沖合いに停泊している場合が多いです。ただ桟橋が拡張されたので今後は繋留する割合が増えるかもしれません。LCACは積んでたり積んでなかったりマチマチで、LCAC自体の整備所は江田島にありますので基本はそちらに居るみたいです。一般公開の場合は格納庫と上甲板が見られる可能性が高いです、この艦自体の兵装は少ないのですが、艦が大きいので他の在泊艦を上から見ることができるのがオイシイです。

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・ひゅうが型 DDH-182いせ   (左写真2011年・沖止め中、右写真2011年・一般公開)
ヘリ搭載護衛艦DDHで2009年に”ひゅうが”が2011年に”いせ”が建造された、比較的新しい艦です。建造中の”いずも”を除けば護衛艦で最大の艦、補給艦”ましゅう”とも満載排水量では負けますが基準排水量(13,950t)では勝っています。どう見ても空母なフネですが、あくまでヘリ搭載型護衛艦であり対潜水艦戦に主眼を置いて造られています。他国でいうヘリ空母的な規模の艦で、ヘリの複数同時運用が可能ですがハリアー等の運用は想定されていません。現代の空母と比べるとかなり小型ですので、一般的にイメージされる「空母」かと言うと違うものです。呉での目玉とも言える艦で、年数回しかない一般公開のときには特に人が多くなります。格納庫も見られるほか、艦載機用エレベータも体験できますが、在泊中は艦載機は搭載していないのでヘリは見られません。訓練などで不在のことも結構あり、また大きいせいか沖合いに停泊している場合もよくあります。呉基地見学の際は沖のほうの海上もよく見ましょう、”いせ”や”おおすみ”型が居るかもしれません。

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・むらさめ型 DD-105いなづま、106さみだれ
・たかなみ型 DD-113さざなみ  

(左写真2014年・いなづま、右写真2014年・右が”さみだれ”左が”いなづま”)
現在の主力護衛艦たちで、基準排水量4,600t前後と従来艦よりかなり大きくなっています。”たかなみ”型は”むらさめ”型の改良版なので似ていて、識別点は主砲が大きくて艦橋前にVLSの箱があれば”たかなみ”型。姉妹艦が多く見た目のバランスも良いので人気の艦型ですが、呉に配備されているのは併せて3隻と少ないです。不在のことが結構多く、1隻でもソマリアに出ていると更に難しくなります。また繋留場所が道路からほとんど見えない北側の桟橋である場合が多いので、その点でも見づらい艦です。ミサイル類はVLSという埋め込み型の発射機になっているため、見た目で目立つ兵装は少ない艦だったりします、子供さんは”はつゆき”型のような旧式艦のほが強そうに見えて喜ぶみたい。

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・あさぎり型 DD-158うみぎり (左写真2011年・姉妹艦の”あさぎり”)
・かしま型  TV-3508かしま
 (右写真2014年・かしま)
“あさぎり”型は”はつゆき”型の拡大改良版で、1980年代後半に建造されました。古くなってはいますが全8隻が現役でいます。前から見ると”はつゆき”型に似ていますが、横や後ろからだとかなり違うので見分けは付きます。基本的な兵装は”はつゆき”型と同じで、ごてっとした感じ。基準排水量3,500t程ですが、構造物が大きいので割りと大きく見えます。兵装は一式積んでますが、CIWS(機関砲)とハープーン(対艦ミサイル)が上のほうにあって気付きにくいので注意。1隻しか居ないし不在の時がままあり見られないことが多いです、居ても目立たなくてスルーしちゃってたりしますが。
“かしま”型は練習艦で、最初から練習艦として建造された艦で姉妹艦はありません。基準排水量4,050tですが全長が長いので見た目の印象はそこそこ大型艦です。練習艦としての専用設計ですので他艦とはかなり異なり、兵装が少ない代わりに艦内は広く講堂などを持っています。他3隻の練習艦とは扱いが別なのか定係港が違うのか、一緒に居ないことのほうが多い気がします。遠洋航海のときは居ませんし、それ以外でも”かしま”だけ不在の場合が多いです。一般公開は少ないですが、艦内も見せてくれるんじゃないかなーと思います。

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・すがしま型 MSC-687いずしま、688あいしま、690みやじま (左写真2014年・3隻)
・うわじま型 MCL-729まえじま、730くめじま 
(右写真2011年・”まきしま”と”くめじま”)
“すがしま”型は現在海自で一番多い型の掃海艇で、呉では3隻が並んで居ることが多いです。500t程の木造船で、横に並んだ2本煙突が特徴です。任務がら派手さはないですが、近くで見ると木目がわかる船体や後部の掃海具やボートが見所です。小さいためか、日曜公開の対象艦になることは無いみたいですが、よそへ出張しての公開はあります。

“うわじま”型は”すがしま”型の一つ前のタイプで、2014年に複数隻が退役したため、残っているのは4隻のみです。呉の2隻は掃海管制艇というのに種別変更されていますが、見た感じは特に違わないはず。”すがしま”型と似ていますがこちらは1本煙突なので見分けがつきます。また、”すがしま”型に比べて居ないことが多いような感じがします。大和ミュージアムの北西隣の桟橋に居ることもありますので、大和に行ったときは注意してみましょう。

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・ひびき型 AOS-5201ひびき  (左写真2014年・手前”ひびき”と奥”はりま”)
・ちはや型
   ASR-403ちはや  (右写真2014年・”ちはや”と手前は”そうりゅう”型)
“ひびき”型は音響測定艦という艦種で、周辺国の潜水艦の発する音を収集するのが仕事です。詳しい性能は明らかでないですが、相当高い能力を持っているそうな。船体は双胴型で、前後から見ると独特の形をしています。呉では大体いつも”ひびき”が”アレイからすこじま”の端の所に停泊しており、2隻姉妹の”ひびき”と”はりま”が揃っていることもあります。でもどちらも横須賀の所属っぽい。艦の任務上か繋留場所のせいか、日曜一般公開はされないようです。

“ちはや”型は潜水艦救難艦という艦種で、潜水艦が事故を起こした際に乗員を救助するのが主な任務です。DSRVという潜水艇を搭載していて、これを使って潜行中の潜水艦から乗員を救助する能力があります、医療設備を持つため災害時の洋上病院としても期待されます。基準排水量5,500t程と結構大きく、構造物が大きいので尚更目立ちます。呉では潜水艦と並んで停泊していることが多く、”アレイからすこじま”から見ることができます。日曜一般公開はすごく稀みたいです。姉妹艦はいません。

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・むろと型   ARC-483むろと (左写真2014年・右が”むろと”左のは”しまゆき”)
・うらが型 MST-464ぶんご 
(右写真2014年・沖止め中の”ぶんご)
“むろと”型は敷設艦(ふせつかん)という艦種で、計測機器やケーブルを水中に設置するのが主な仕事。今の”むろと”は2代目で、2013年に就役した新しい艦です。基準排水量5,000tほどですが背が高いので非常に大きく見えます。新しいため日曜公開されるのかはよくわかりませんが、やっても極稀になるような気がします。呉が定係港ですが居ないこともままあります。姉妹艦はいません。

“うらが”型は掃海母艦という艦種で、小型の掃海艇への補給などを行う母艦としての役割と機雷敷設艦としての役割を持っています。基準排水量5,700tほどで、これまた背が高いので大きく見えます。広いヘリ甲板と大きな艦橋構造物が特徴です。”ぶんご”は2隻姉妹の妹で、こっちだけ主砲を持っています。日曜一般公開はたまににありますが、呉には居ないことが多い印象です。

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・とわだ型  AOE-422とわだ (左写真2011年・左が”とわだ”、右写真2011年・甲板より)
“とわだ”型は補給艦で、文字通り艦隊への燃料や物資を行う艦です。3姉妹の1番艦”とわだ”が呉にいて、1987年の就役と結構古い艦です。基準排水量8,100tで全長167mとかなり大きく、補給用のポストが立っていて目立ちます。呉が定係港のはずですが見かけることが少ないので、どうも普段は呉基地から離れた補給所のほうに居るんじゃないかと思います。見られることは少ないですが、日曜の一般公開は過去あったので可能性が無いわけではないです、レアなので機会があったら逃さず行きましょう。

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・はるしお型 TSS-3601あさしお、(3607ふゆしお←2015年3月に退役)
・おやしお型 SS-591みちしお、593まきしお、594いそしお、596くろしお、600もちしお、
TSS-3608おやしお(練習潜水艦)
・そうりゅう型 
SS-501そうりゅう、502うんりゅう、503はくりゅう、504けんりゅう、507じんりゅう
(左写真2011年・手前2隻が”おやしお”型で後方が”はるしお”型)
(右写真2014年・手前が”そうりゅう”型で奥の艦橋は”おやしお”型)

呉では大量の潜水艦をかなり近くから見ることができます。潜水艦は番号が記入されておらず、個々の区別がつかないので、ここに挙げたのは呉を定係港にしている艦です。交替で任務に出ているはずなので、日曜はだいたい5隻くらいが在泊しています。全部同じに見えるかもしれませんが、最大で3種類見られるので見分け方も書いておきます。写真は一応特徴が(ギリギリ)写っているものを選んだので、見比べてみましょう。

“はるしお”型は現役では一番古い型で、”ふゆしお”の退役により2015年3月時点では練習艦として1隻が残るのみです。船体は涙滴型という形状で、他2艦型の葉巻型とは見た目の印象が異なります。見分け方は、尾ヒレが1枚で、背中が丸くなっていて、艦橋が真四角に見える(前後端が垂直)、だったらこの型です。”あさしお”は機関のテストなどで改造された為、姉妹艦より全長が長いそうです。

“おやしお”型は”はるしお”型の次のタイプで、船体形状や構造やソナーが刷新されて大幅に性能アップしています(多分)。現在は一番数が多く、潜水艦隊の主力です。数が多いのでたいてい1隻は在泊しています。見分け方は、尾ヒレが1枚で、背中が平らになっていて、艦橋が台形に見える(前後が斜め)かつ前側下端の角がアールじゃない、だったらこの型です。”そうりゅう型”に似ますが尾ヒレか艦橋前部が見えれば見分けがつきます。2015年3月に1番艦の”おやしお”が練習潜水艦に種別変更の上、呉に配備されました。

“そうりゅう”型は最新タイプで、機関に非大気依存推進システムというのを搭載した新世代艦です。現在建造が進んでおり、毎年1隻ずつ就役する予定です。横須賀にも居ますが呉では複数見られます。見分け方は、尾ヒレが2枚で、背中が平らになっていて、艦橋が台形に見える(前後が斜め)かつ前側下端の角がアールになっている、だったらこの型です。尾ヒレが2枚なのはこれだけなので、尾さえ見えれば見分けは楽ちん。2016年に”じんりゅう”が増えました。

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そんなわけで、呉で見られる艦艇と艦艇一般公開についてのご案内でした。主な兵装についても紹介しようかと思いましたが、ここまででかなりのボリュームになっていて正直しんどいのでやめておきます。兵装についてはこのホームページの個別の見学記録のページを見てもらえれば大体わかるかと思います。長々とマニアックな内容を書きましたが、広島・呉観光の参考になれば幸いです(役に立ったら下のSNSのいいね的なボタン押してね!)。

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日付

2014年11月27日

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