1/72 九七式司偵 ハセガワ
1/72 九七式司令部偵察機Ⅰ型 キット/ハセガワ製 日本陸軍第28戦隊 第一中隊<実機解説>
九七式司令部偵察機は日中戦争~大戦中の日本陸軍の偵察機で、敵地偵察の為に航続距離と速度性能に特化した戦略偵察機のはしりともいえる機体です。就役当初の日中戦争では敵機を振り切る高速で活躍し、太平洋戦争では旧式化していましたが後継機の登場まで前線で働き、その後も後方任務に飛び続けました。
<キット解説>
ハセガワのキットは昔マニアというところから出ていたキットで、かなり古いですが凹モールドのキットです。古いとはいえ当時の秀作キットで、透明部品に難がありますが基本的によくできています。キャノピーの天面が平たくなっていて、実機と印象が異なるのが欠点です、この部分はアリイ製のほうが少しいいです。ハセガワ製はカタログ落ちしていますがたまにデカール替え版が出ます。本キットのデカールは一応2種ですが最低限のみ。
<作例について>
基本素組みで中身だけいじり、塗装は指定の通りです。部品の合いは大体よかったですが、透明部品だけはいまひとつでした。キャノピーのマスキングは大変ですが四角ばかりなのでマシなほうかと。アリイ製とどっちが良いかでゆうと一長一短ですが、バリエーションを作るならアリイで揃えたほうが良いと思います。ハセガワ製は全体にシャープですがキャノピーが問題です。