岩国基地フレンドシップデー 2017 見学その2
岩国基地フレンドシップデー 2017 見学その2
このページでは2017年5月5日、岩国基地で開催されたフレンドシップデー(航空祭、航空ショー)で撮った写真を紹介します。2つに分けて書く2つ目のページで、地上展示の写真を中心に紹介します。
その1へのリンク:こちら(同じ窓で開きます)
追記:2018年の記事はこちら(同じ窓で開きます)
掲載している全ての写真について無断転載・配布を一切禁止します、改変してもダメです。自分一人で保存して見るのは自由です。まとめて欲しくて落とすのが面倒な場合、お問い合わせから連絡してください、何とかします。ヤバめのぶっこ抜きツールとかは絶対に使わないでください。
写真に写っている観客の顔はアップでモロにわかる場合のみ隠しています。米軍・自衛隊の人の顔は主催側ですので隠していません。
その2とその1の内容はそれぞれコチラ。
**その2の目次**(ジャンプ機能はありません)
・AV-8B+ハリアーⅡプラスの地上写真
・A-10CサンダーボルトⅡの地上写真
・E-2D早期警戒機の地上写真
・F/A-18(R)ホーネット偵察型の地上写真
・MCH-101掃海・輸送ヘリの地上写真
・CH-101南極観測用の地上写真
・その他の航空機の地上写真
・その他の展示物・風景の写真
**その1の目次**
・アクセスについて
・見学の注意事項
・飛行展示の写真
・MV-22Bオスプレイの地上写真
・F-35BライトニングⅡの地上写真
**目次ここまで**
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***********AV-8B+ハリアーⅡプラスの地上写真*************
全部を紹介するのは無茶なので、他では比較的見る機会の少ない米軍機・岩国の海自機をピックアップして紹介します。写真は主にコンパクトデジカメで撮っていて、一部の少し大きい写真は一眼です。プラモ作る時の参考にでもしてください。クリックで大きいのが開いて左右の矢印で連続的に見られます。
まずは海兵隊のハリアーから。言わずもがなの垂直離着陸可能な戦闘攻撃機ですね。引退も近づいていますから見られる内に見ておきたい機体です。いくつか種類がありますが、改修が進んだ「レーダーハリアー」とも呼ばれるタイプです、機種が尖ってるのが識別点。
注目ポイントは下を向いた排気口、補助脚、翼端の姿勢制御用噴射口、しっぽ、など。
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************A-10CサンダーボルトⅡの地上写真*************
続いて米空軍のA-10CサンダーボルトⅡ攻撃機です。C型ってしてますけど、実はA型だったらゴメン。C型は計器盤がアナログからデジタル(液晶)になってアンテナとか増えてるやつ。A-10は映画でもお馴染みの、引退しそうでさせてもらえない飛行機です。血の気の多いアメリカ人、特に退役軍人はコレがすごく好きらしい。ホッグ(イノシシ)という愛称がよく使われるそうで、機首に牙を描いた機体もあります。通常は日本には居ない飛行機で、展示の為に在韓米軍の機体が飛んできてるそうな。
注目ポイントは、30mmガトリング砲”アヴェンジャー”、首脚のオフセット具合、翼端の下面、吊り物など。
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**************E-2D早期警戒機の地上写真***************
続いて米海軍のE-2D早期警戒機です。長く使われているE-2ホークアイの最新型でアドバンスドホークアイって呼ばれるタイプ。2007年初飛行で、空自への配備が決まっています。アビオニクスが刷新されていますが、外観的にはプロペラの違いが目立つだけで雰囲気はC型と一緒。まだ新しく、レーダーの塊という性質もあってか海軍機にしては綺麗。
注目ポイントは、プロペラ、各部の機外装備、機首下の窓、脚など。
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***********F/A-18(R)ホーネット偵察型の地上写真************
続いて海兵隊のF/A-18(R)です。F/A-18Bを元に機種を改造して機関砲を降ろしてカメラを積んだ写真偵察機型のやつ。ホーネットの中でも影が薄いタイプで、マニア本でも触れられなかったりする不憫な子。数が少ないけど古い機体なので岩国で公開されたことはけっこうあるはず。
注目ポイントは、機種のカメラ窓、首脚近くの国籍マーク、中央パイロンの使い方など。
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************MCH-101掃海・輸送ヘリの地上写真************
続いて海自のMCH-101掃海・輸送ヘリです。大型の掃海&輸送ヘリで、掃海用の機材を海中に降ろして、ワイヤーでそれを引っ張って飛行することで広い範囲を掃海できます。一応書くと、掃海ってのは機雷(地雷の海Ver)を排除する作業のことね。ヘリ自体は英伊共同開発のアグスタ・ウェストランドAW101で、英での愛称はマーリン、カナダだとコーモラントで、そっちの仕様は1/72のプラモが出てますね。海自のものは掃海具を扱えるようにしたタイプで、この使い方をしてるのは日本だけ。輸送機としても使えるので掃海・輸送ヘリコプターって扱いになっています。前のMH-53Eが2017年3月で退役したため、今後は本機(とCH仕様)のみが海自の大型ヘリになります。H-53系よりは小さいとはいえ大きなヘリです。岩国にしか居ないのと、空自の航空祭にはあまり出て行かないのでけっこうレアな子。最後の写真2枚は格納庫内に居たやつで、羽を畳んでるやつと整備で羽などが無い子。
注目ポイントは、窓の形状、ローターハブ、機首周りの小物、機内の大型ウインチ、整備状態など。
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************CH-101輸送ヘリコプターの地上写真************
続いて海自のCH-101輸送ヘリです。基本は上の白いのと同じヘリですが、こっちは南極観測船(砕氷艦)”しらせ”の搭載機として南極観測隊の輸送に使うためのものです。輸送機としてのみ使うので掃海用の機材は積んでいません、機内が特に違っています。標準仕様の輸送型ですが、細かい部分で極地用に改造してあるようです。格納庫に居たこともあってロクに注目されていなかったですが、3機しか居なくて一般公開が少ない機体ですから実はすごくレアな子です。
注目ポイントは、機首周りのMCHとの違い、キャビン、下面、主輪、テールのヒンジ、排気口周りの銀色の覆い、マーキング、など。
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**************その他の航空機の地上写真***************
続いて、その他もろもろの航空機をまとめて紹介します。実はこれで全部じゃなくって撮りこぼしが何機種かあります(汗)。他に赤いワコー複葉機も居ました。KC-135は事前アナウンスでは来る予定でしたが、見た限り居なかったです、見逃しただけかもしれんけど。
当然ながら米軍機が多いわけですが、岩国基地の運用に艦載機部隊も加わった関係か海軍機も多かったです。空軍機は三沢や韓国から飛んできています。
型式は調べたので合ってるはずですけど、派生型が多いC-130系と元が民間機で種類が多いC-12はサブタイプが間違ってるかもしれません。展示機が多いので、全部をゆっくり撮ってる暇が無くって半端な写真が多いのは勘弁して下さい。雰囲気を味わう程度にどうぞ。
写真の下にも続きがあるのでスクロールしてね。
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**************その他の展示物・風景の写真***************
最後に航空機以外の地上機材とか全体的な風景を紹介します。
サンドカラーの車両はお馴染みの米軍の汎用車両ハンヴィーの類。種類が半端ないから型式は知らない。他にも基地で使う航空機事故処理用の重機とかが色々いました。
機銃はお馴染みのM2重機関銃。写ってないけどミニミことM249軽機関銃もありました。
自衛隊車両は少なくって、地対艦誘導弾しか写真撮ってなかったよ…。もう一台高機動車もいたような気がする。
テントみたいなのは米軍の物販、パッチとかを部隊ごとに売っています。写真はE-2Dのとこなんですが、正面にあるせいですごく写真の邪魔っていうね。少し離して設置してくれる部隊もあるんだけども。
エプロン(滑走路のわき)とかの写真は航空ショーっぽい雰囲気が伝わるかなぁと。岩国基地は人出は20万人ほどとけっこう多いんですが、敷地がすごく広いのでのんびりくつろいで見学できます。帰りは地獄だけど。
最後の写真は岩国駐留の部隊増加に伴って新しく建てられた米軍人用の家。米兵の家は基地の敷地内と川を挟んだ米軍の管理地にいっぱい建っています。ちなみに、基地のわきの門前川にかかってる一番下流の橋は基地と米軍管理地を結ぶためのもので、米軍専用です。豪華な一軒屋どころか橋まであるぞ、おもいやり予算すげぇ。基地内には学校や幼稚園も一通り揃っており、窓は防音対策してるらしいです。
写真の家はまだ出来たてで入居してませんけど、入居済みの川向かいのエリアは映画で見るようなコテコテのアメリカンな感じでした。庭には芝刈り機とバーベキューセット、公園はミニベースボール場とブランコ、バラックの上で子供がコンポで音楽流しながら何か盛り上がってたりと、見たことある景色満載でけっこう楽しめます。
そんなこんなで何かと楽しめるので、ミリタリーファン以外の人も見聞を広めるつもりで見に行ってみてはいかがでしょうか?
最後にその1へのリンクを貼っておきます。リンク(同じ窓で開きます)
追記:2018年の記事はこちら(同じ窓で開きます)