1/72 強風 (前期型) ハセガワ
1/72 強風 (前期型) キット/ハセガワ製 日本海軍第22特別根拠地隊 中西徳寿 上飛曹機<実機解説>
強風は大戦中の日本海軍の水上戦闘機で、最初から水戦として設計されています。太平洋で新しい占領地に飛行場を建設するまでの間の制空権確保が元々の役割でしたが、配備されるころ(1944年初頭)には防戦一方となっており活躍の場面がほとんどありませんでした。強風そのものは活躍できませんでしたが、これを陸上機に設計し直した”紫電”と”紫電改”が活躍したため、本機も全くの無駄にはならずに済みました。
<キット解説>
ハセガワのキットでAP35番のもの、きれいな凹モールドのキットです。実機は生産数が少ないマイナー機ですがプラモ的にはめぐまれており、試作型と後期型も出ています、前期と後期は機首周りが違います。特に問題なく1/72のベストキットですし、多分この先も後継キットは開発されないでしょう。定番商品ではないですが、時おりデカール換えやコンボキットが発売されています。AP35番のデカールは尾部だけの違いで2種です。使ってないですが、専用の搭乗用ハシゴも付属します。
<作例について>
素組みで塗装もほぼ指定の通りです。強風&紫電は実機の形状的に主翼付け根の合わせを失敗すると目立つのでそこだけ注意。それと作業中に置きずらくて破損しやすい点にも注意。塗装のぼかしがイマイチな感じにんっています、形状的にフロート周りと主翼付け根は吹きつけが回り込みやすいので、フリーでなく面倒でも型紙を浮かせる方法でマスキングしてやったほうが無難です。