1/72 M.S.406 ハセガワ
1/72 M.S.406 戦闘機 キット/ハセガワ製 フランス空軍第7戦闘航空団第Ⅲ飛行隊第6中隊 <実機解説>
モラーヌ・ソルニエM.S.406は大戦中のフランス空軍の戦闘機で、ドイツのフランス侵攻時に劣勢の中で奮戦しました。当時のフランスでは新型戦闘機でしたが、ドイツのBf109戦闘機には劣る部分が多く、主に爆撃機を狙う作戦をとり緒戦のドイツ空軍に少なからぬ打撃を与えています。フランス降伏後、一部の機体はビシーフランス政権やドイツの鹵獲機として使用された他、フィンランドに輸出された機体は同国で改造を受けて本家以上に活躍しています。
<キット解説>
ハセガワのキットで、90年代前半の1/72が元気だった頃のキットです。きれいな凹モールドのキットで、細部はそれなりの省略がありますがこのスケールでは十分な出来です。なによりこんなマイナー機を出したことがすごい。使用キットはAP19番の一番普通なものですが、ビシー政権版もあります。定番キットではなく、再販もあまりされないので若干入手難のキットです。
<作例について>
キット素組みです。マークはフランス軍2種とビシー1種から選べますが、謎のおっさんが叫んでいる絵の描かれた機体を選びました、ほんと誰これ?フランス迷彩は独特の色あいですが、結構いい具合にできたのではないかと。フナみたいなMS406を良く再現したキットで、珍しい仏蘭西機を手軽に作れて良かったです。