1/72  紫電11型乙  アオシマ

1/72  紫電11型乙  キット/アオシマ製  日本海軍筑波航空隊戦闘403 1945年siden_1<実機解説>
紫電は大戦中の日本海軍の陸上戦闘機で、水上戦闘機の強風を陸上機に設計しなおした機体です。1944年末頃より部隊配備され、零戦よりも性能は優秀でしたが故障が多く、そのため大幅に改良した紫電21型こと紫電改が開発されることとなりました。量産型の紫電は無印・甲・乙の3型式がありますが、一番多く使われ写真も多い甲型のイメージが強いです。甲型は翼下にガンポッドがあり乙型はそれが無いのが特徴です。

<キット解説>
アオシマのキットで「エース列伝」のNo.2のものです。詳しくは知りませんが、アオシマの紫電・紫電改は「エース列伝」「CGスコードロン」「真・大戦機」の3シリーズで同じ金型のキットが平行販売されていた時期があり、なぜそんな面倒なことをしたのか謎です。紫電はタミヤから甲型が出ており優秀キットですが、乙型はアオシマのこれしかありません。アオシマ製も割りと新しいキットで十分いい感じですが、脚庫が浅いのが欠点です。入手しやすさ的にも甲型を作るならタミヤ製が良いと思います。キットの間違いとして、機首の機銃口(実際は機銃は無く穴だけ)が前よりの甲型と同じ位置になっています、乙型は後ろよりなので拘る場合は修正が必要です。このキットではデカールは2種です、筑波空の”幟”のデカールがおまけで付きます。

<作例について>
機首機銃口の位置を修正しています、あと脚庫扉の柱(?)を適当に自作して追加しています。脚庫の浅さは裏から見ると気になりますが修正は極めて困難です。紫電の後期生産機は腹側が銀なのでもろもろ注意が必要です、作例では合わせ目が浮かんできています。


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