ワンフェス&同人ディーラー の始め方5

ワンフェス&同人ディーラー の始め方5

*その5の目次*
*ワンフェス&同人ディーラー HP・ブログ・SNSのやり方*
・マーケティングの概要
・ツイッターとかSNSについて
・写真のコツ
・HPとブログについて
・HPの作り方詳細
・閲覧数を増やすには&検索に強くするには
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その1に戻る用のリンク(同じ窓で開きます)

*ワンフェス&同人ディーラー HP・ブログ・SNSのやり方*

このページでは、ガレージキットの販売イベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」を中心に、コミケなどの同人イベント全般についてこれからディーラー(販売する側)になりたいという初心者に向けたアドバイスや始め方を適当に解説します。

今いるページは同人イベント全般における HP・ブログ・SNSについて扱います。その他の分野や概要についてはリンクから飛んで下さい。個々の項目で概要と被る部分も少しあります。

筆者はワンフェスでスケールもの(戦車とか)のガレージキットを製作販売してる三十路のお兄さんです。アニメは見なくはないですがコミケとかは行かないので、そのへん適当なこと言ってると思ってください。また、ソーシャルマーケティングやHP製作などの専門家でもないので、そこも体感で適当なこと言っています。”SNS”はどこまで含むか異論はあると思いますが、ここでは広い意味で使います。

以下、項目ごとに折りたたんでいるのでクリックして展開して読んでください。PCで見る用に作ってるのでスマホだと見にくいかもしれないです。拡大して頑張ってちょーだい。
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・マーケティングの概要

とりあえず、現代のマーケティングについて最低限これだけは知っておこうよ、ってことだけ説明します。知らずに大きく出ちゃって不良在庫抱えまくって爆死とか、うちは大丈夫と思って爆死とか、すごくよくあるので注意して。

マーケティングと言っても個人の同人活動ではツイッター、インスタ、Facebook、HPブログぐらいしかする事が無いです。雑誌の広告なんて確実に元を取れないので論外、ワンフェスのガイドブック広告なら多少は検討に値しますが、それも個人ならやるほどのもんでも無いし、初参加なら論外です。ともかく、現在は紙媒体での広告はほとんど無力です。効果があるとすれば広告欄ではなく媒体の記事の中で広告と書かずに持ち上げてもらう方法ですが、これは相手と”お友達”じゃないと無理です。

ってことで、結局はツイッターで適宜つぶやいて、あとはそれを拾ってもらえることを祈るのみ、って感じです。ハッシュタグとかは当然使いましょう。また時期をずらして何度かつぶやくのも大事、ワンフェスならやり始め・3Dモデル完成・原型完成・見本完成・イベント直前に2~3回、ぐらいは何か呟いて「OOのガレキが出るよ」ってのを周知します。
ハッシュタグは普段はアニメやキャラにして、イベントが近づいたらイベントのタグも使いましょう。フィギュアだと値段は最初は出さないほうがいい(値段で即切りされる)、見本ができたら出して。デカールの付属やクリアー部品など、美点は簡単に書いておきましょう。
個人ディーラーが正攻法でやれるのはこれぐらいしかありません。

注意すべき点で一番大事なのは「ツイッターのRTいいねは全くアテにならない」これね。イベント少し前に告知したら何かめっちゃRTいいね来てたから、業者に生産数増やしてもらって持ってったらロクに売れずに大量に廃棄した、って感じのを頻繁に聞きます。てゆーか私もやりました(1/100AMXでやった)、個人生産だから手間のロスで済んだけどさ。並みのアカウントでツイッターでバズるのは、その作品がいいとかツイートが面白いかよりも「インフルエンサー級がRTするかどうか」にかかっています。インフルエンサー級には「そのアカウントのツイをほぼ毎回RTいいねする」って感じのフォロワーがある程度いますから、内容に関係なくバズるわけね。「ツイッターのいいねは既読の意味」なんて言われるように、バズっても あぁ既読ついたな程度に受け取ること。

ついでに「”欲しい”は買わないの意」って格言も覚えておこう。特に引用RTで「>RTこれは欲しい!」って感じのがよくありますが、そう言った人の半分以上は実際には買いません。心理学の基本で、「実際に行動する人は行動を口にする、行動しない人は感情を口にする」ってのがあります。実際に買う人はこういう時、「これは買わな!」「金ためとこう!」みたいに自分がとる行動を書きます、「欲しい」という感情を書く人は買いません。あくまで傾向の話なので絶対ではないですが、けっこうな率で当たるので覚えておいて。

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・ツイッターとかSNSについて
もう大事なことは上に書いてしまったわけですが、若干詳しく触れます。ただ知ったところでマーケティングに役立つかは微妙なところ。

ツイッターとかSNSについて
 

・利用してる層を考えよう
ツイッターやインスタは利用してる層がかなり偏っています。こういう”層”とかの分類を嫌う人も多いですが、企業が行うマーケティング戦では必ずこれを意識して仕掛けてくるので、ある程度は知っておくべきでしょう。ちゃんとした統計はマトモなサイトを探してみてください(いきなり丸投げ)。
ざっくり、ツイッターは「ユーザーは10台20代で4割くらい(確か)」「男性が多い」「都会ほど多い」「10代20代は減少傾向」「積極使用は30代40代が多い(若年層は登録しても呟かないのが多い)」、趣向は「アニメ・ゲーム」「アイドル・テレビ」「天気や事件」「スポーツと競馬」「イデオロギーうんぬん」が特に多いです。特に趣向はこれらでツイートの8割くらい行ってるんじゃねぇかってくらい偏ります。初期はもっと日常的なツイートも多くありましたが、それはFacebookとインスタに流れました。この手のツールは時間が経つにつれ利用する層が偏っていくので、その変化には注意しましょう。
インスタは10代20代の女性が圧倒的に多く、Facebookは年齢層高めで30~50代が主体です。

・東京と地方の違いも知っておこう
ツイッターは首都圏での利用(ツイート数)が特に多く、次いで大阪名古屋って感じ。単純な人口の差以上に偏りがあるようです。組織的な複数アカ所持の影響もあるでしょうが、大きな理由として「アニメの地上波放送が多い」ってのがあると思います。関東で生まれ育った人だとわからないかも知れませんが、地方ではテレ東はたいてい映りません。てゆーか、地上波民放が4なくて2局とかざらにあります。そういうとこは標準でCS加入してたりするんですが、地上波と必ずしも同じでは無いので金曜ロードショーが映らない県もけっこうあります。

なのであるアニメが首都圏とかツイッター上で人気があったとしても、地方では有料サイトを契約してる少数のマニアしか見てないとかザラにありえます、県によってはBS契約もまだまだ少ないよ。ちなみに広島ではマクロスΔもビルドファイターズもやってません(BSならある)。東京に居て周りがみんな見ていても、地方じゃ人気ないかもだぞ。首都圏でのイベントは半分以上が近県からの来場ですが、それでも残りの3~4割りくらいを最初から失った状態になってたら厳しくなるぞ。このへんの統計は厳密に取れないし業界も口に出しませんが、自身の売り上げに関わるかもしれないので覚えておいて。

・トレンドが人気とも限らない
これは使ってるツイッター用のアプリや設定によりますが、ツイッター公式で普通に見てると「その地域の」と「その人に合わせた」トレンドになってるかもです。地域は日本全体と県を設定できます。公式の左に出てる「トレンド」は別に厳密な順位じゃなくって、基準は不明ですが「その人の趣向に合わせた」ものが表示されてるみたい。筆者は個人アカウントで広島カープ関連と知人のみフォローしていますが、知人のロリコンアニオタばかりが呟くせいかトレンド(広島県に設定)には「野球関連(カープ優先)」「児童向けアニメ(筆者は見ないのに)」「FGOとかのゲーム(筆者はやってないのに)」が優先的に表示されます。リアルタイムで国内全体のトレンドワードを集計してるサイトと比較するとだいたい大きくズレています。

設定やアプリによって違いますが、使い方によってはこのようにその人の「フォロー先」や「呟き」や「フォロー先の呟き」によってかなり偏ったものが「トレンド」として表示されるはずです。「ツイッターは見識を広げるのではなく、偏らせるツール」なんて言われるように、どういうものか理解して接しないと自分に都合の良い間違った認識を深めてしまいかねないので十分注意しましょう。ツイッターでイデオロギー論争(論争と呼べるかはともかく)が多くなるのも、このへんの仕様があるのかもしれません。

・ステマはあると思っとけ
いわゆるステマ(ステルスマーケティング)はあると思っといたほうがいいかと。陰謀論みたいで何ですが、これのプロの連中はおそらく日本で一番関ったら危険な連中じゃねぇかなって気がしなくもないので詮索したりもしないように、ただの憶測です筆者は何も知りませんハイ。ヤク丸さんならまだマシだけどたぶん違うし…。ともかく、なんかめっちゃツイッターで流行ってて超人気じゃんって思ったら、作られた虚構で実際はどうってこと無かったってことが無いように。こんなんで過剰生産して爆死なんて自爆もいいとこだかんね。実際のとこはわからないし知らないほうが身のためでしょうが、自分の意思で評価してる・行動してると思ってても、実際どっかの誰かが狙った通りに動かされてるだけかもよ、という疑念は持って歩こうね。

*筆者の妄言を詳しく(あくまで憶測なので怒ったりせず話半分で)*

ひろげる
 

ツイッターでのステマというとRT1000個で何円みたいなのを思い浮かべるかもしれませんが、プロのはそんな単純じゃないです。もっと正確に標的となる層の傾向を分析して、偽物には見えないアカウントを予め大量に準備し動かして、きっちり標的とした層の感情・行動を制御してるはず。ツイッターのような趣向・思想が偏りやすく同じ層が固まってるような場所ってのは、この手の心理操作が極めてやりやすいです。詳しいやり口は信仰宗教やマルチの手口を勉強しましょう、使うツールと標的が少しづつ異なるだけで理屈は同じです。M2~4が標的のアニメなどオタク界隈や、F1F2が標的のアイドル界隈、にはツイッターでしかけて、全年齢の主婦層と退職後の男性にはTVによるあらゆる操作が有効、って感じ。
依頼元がTV局や製作会社で逐次情報を貰えるなら、戦術に詳しい指揮官が1~2人と、口を割らない打ち子が10人も居れば十分できます。ステマは少なくとも「合法」です(医薬品とかはNG)、なので正規のバイトが出来ない集団にとっては最悪でも捕まる心配も無くて調度いいわな、お家でスマホでできる手軽なバイトです。

この手の操作は効果の正確な観測・情報の入手が一番重要なわけですが、普通の個人では無理。個人ディーラーが真似して自分の商品を売ろうと思っても不可能です、せいぜい手口の参考程度。一方で情報を得られるならバレずに標的となる層の購買行動すら操作できるものと思います。ついでに、別に本当に人気を出す必要なんて無くって、人気があるように関連ツイート数などの数字を作り上げ、適当な企業に対して版権売り込み・使用料の吊り上げが出来れば良いとも言えます。特に役人や非営利法人はこういったマーケティング戦に疎く、そのくせ自分の金じゃない・利益出なくても怒られない・目に見える手柄が欲しい・仕事を作るために仕事してる、みたいなクズ役人もいくらでも居ますから、絶好の標的になります。
グッズとかなら業界に詳しくないけどホビーを扱ってる大手家電量販店なんかが標的で、仕入れ数を吊り上げます。今時、サブカルのグッズや出版物や円盤は消費者に届く数より流通でダブつく数が多いのですから、いかに多く小売りに押し付けるかを考えるほうが儲かるという発想なのでしょう。

いわゆるネット民が近年のTVなどのマスコミを批判し信用しないのは筆者もよくわかるんですが、そのくせアニメ界隈のネット世論・評価・まとめサイトみたいなものは無条件に信用してるように見えるのはどうなん?って思う次第。放送業界とアニメ業界と出版社やグッズ会社が関連ないとでも? こういう操作の実行部隊はTV局内には無いはずで、外注を何社か噛ませた上で本隊に頼んでるはず、その部隊をお友達で共有してたりするんでないの? お友達がアニメ業界には居ないと考えるのは楽観的すぎるでしょう。よくイデオロギー論で「ウヨ/サヨはツイッターのトレンドとか操作してる」って言いますが、それが出来ると思うならアニメのネット評価にも使えると考えるべきでしょう。
ツイッターの中で言われる”言論弾圧”はポジティブな意見ばかりをバラ撒くことでネガティブな意見を口にできない空気を作るというやり方もあります。それを使えば内容に関係なく高評価で超人気にできるよねと。いくら「本物のアカウント」の絶対数が多く工作用のアカウントが少なくても、この空気さえ先に作ってしまえば工作は成功でしょう。同じ界隈の人となるべく争わずに互いに褒めるって感じの風習は良い部分でもあるのですが、そこに付け込まれれば本来ネットが持っていた「多人数でチェックしてるから印象操作は通用しない」って強みが失われます。

なんやかんや好き勝手書きましたが、結局は世の中いろいろだから気をつけようね、と。

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・写真のコツ
SNSやHPに上げるための写真・画像について、綺麗にするコツを簡単に説明します。

ひらく
 

・3Dモデルや描画ソフトの場合
言うまでもなく、画面をカメラ撮影するより画像ファイルで保存したほうが綺麗です。
3Dモデルなら普通にソフトウェアに画像ファイルを作る機能があるはず。だいたい左上の保存のとこで、「イメージで出力」とか「画像ファイルで保存」とかあるはず。jpgでもpngでも大差ないので適当に保存すれば、モデルを表示してる画面だけの画像ができるはず。周りの作業スペースも一緒に画像にしたいなら、普通にキーボードの「PrintScreen」キーで保存してペイント開いて保存すればOK。

・立体物の写真の場合
綺麗に撮る最大のポイントは「光源・照明」だと思います、カメラじゃない(異論は認める)。上手く綺麗に見える写真ってのは大半が光源と撮影ブースを使い、ひょっとしたらフォトショップでいじっています。
現在のスマホのカメラはかなり質がよく、能力は一眼レフカメラ>スマホ>コンパクトデジカメ、って感じ。一眼レフは5万はしますがスマホでもかなりいいせん行くので、商品撮影のためだけに一眼を買うのはオススメしません。コンデジでも高機能モデルはありますが中途半端です。
結局フィギュアなどの撮影の場合、カメラの性能よりも光源の良し悪しで写真が決まると言ってよいはず。手っとり早い方法は晴れた日に屋外で撮る方法ですが、これも下からの光源が無いので顔が影になったりします。サブの光源を配置して嫌な位置に影ができないようにコントロールするのが一番大事です。

光源つきの撮影ブースは色々と市販されています。模型界隈では模型誌が宣伝した結果「フォトラ」というのが有名なのですが、定価で2万5千円と正直かなり高いです。この手の撮影用のライトは普通とちょい違って高価になりがちで、確かにこのフォトラはモノは良いんだろうとは思います。しかし、こんな金額を出さなくってもカメラ界隈の人に聞けば遥かに安くそこそこクラスのものを揃えられるはず。ついでに使い方もよく聞こう、道具なんて使い方次第だぞ。
模型界隈以外の意見もちゃんと見て、よく考えましょう。模型界隈でこれが有名なのは単に「模型誌が宣伝したから」に過ぎません。

三脚とかは基本使ってください。あると無いとじゃ大違い。スマホ用にも色々あって、フィギュアならとりあえず百均のトライポッド(3本脚の小さなタコみたいなの)で試せばいいかと。大きな三脚にスマホを置けるようにするアダプタも売ってます。

カメラの設定とかはスマホならオートでいいと思います、かなり賢いです。一眼レフで手動設定をやるなら、F値を大きめにとってシャッタースピードは遅めにして、全体的に明るくしとけば綺麗に見えやすいです。とりあえず他の数値はオートでOK。

ぶっちゃけ、フォトショップでいじれば何とでもなるわけですが、良識があるなら最低限で抑えましょう。ヤフオクとかで超高価な価格設定をしてるプラモ完成品なんかを見ると、「作るの上手い、撮影上手い、少しいじるだけ」と「作るの普通、撮影上手い、かなりいじってる」ってのがあるよ。当然、”いじってる”のを買ったら実物見てアリャ?ってなるわな。

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・HPとブログについて

HPとブログの長短やら、HPの作り方やらを説明していきます。
全体のお説教でも触れましたが、HPやブログの閲覧数を増やしたいって目的であれば同人イベントでのディーラー参加は非効率です、他のことしたほうが楽だし閲覧数稼げます。立体のワンフェスなら特にそう、ディーラーは悪手です。それだけは最初に理解しといてね。

ディーラー活動、特に説明がややこしいキット販売のワンフェスディーラーであればブログかHPは持っておいたほうが良いかと思います。閲覧数どうこうではなく、買った人&購入希望者にまとまった情報を届けやすくするためね。日記形式のブログでは系統立ったページ構成が難しいので、「商品が少なく、ディーラー活動の情報置き場のみに使う」のであればブログを、「商品が多くて複雑で継続販売もする、他のコンテンツも加える」のならHPを作ればよいと思うよ。

同人誌など2次元の絵の場合、さほど説明とか無いはずなのでツイッターのみとかpixivとかでも良いかと思います。てか、そうしてる人が多いよね。

まずHPとブログの長短を書くと、
ブログの長所、「安くて簡単」「若干量の読者は一応つく(意味あるかは別)」。短所は「いきなり消えたり過疎ったりする」「レイアウトの融通は利かない」「系統立てしにくい」「検索に弱い」。
HPの長所は「レイアウトの融通が利く」「系統立てしやすい」「容量でかい」「検索に強い」。短所は「コストがかかる」「ある程度の知識が必要」「最悪、読者ゼロ」「何かと手間」って感じ。やる気が続くならHPだけど、挫折しそうならブログにしとこう。

ブログについて
 
ブログについて少し詳しく説明します。

・どこにするか
どの運営会社がいいとかは筆者もよく知りません(オイ)。唯一 FC2は以前から危ない話を聞くのでやめておこう。「ホビコム」ってのがホビー関連専門でブログに近いものを構築できるっぽいので、自分のジャンルによっては良いかもしれません。運営会社を選ぶ際は会社の信頼度が第一で、次にどういう層の人が多いかも気にしてみて下さい。ブログが乱立&衰退したために、けっこうどこも客層が偏ってるみたいです。料金は今時だいたいどこも無料でしょう。

・内容
ブログの内容は好きにしてねって感じですが、タグ管理とかである程度情報を整理できるなら、自分が売る商品(フィギュア)について確定した情報を纏めて置けるようにしておくと見る人が便利だと思います。普段は製作途中の写真とか上げると思うんですが、それと最終的な情報はなるべくわけて欲しいなと。確定情報にはデカールの有無とか大きさとか個人生産/業者抜きの明記とかしてくれると買う側は参考になりますし、複製した部品の写真もまとめて置いてくれると便利です。こういうのが途中経過と混ざって混乱するのを防ぐため、なるべく「商品仕様」とかの独立したタグで管理して欲しいぞ。

いずれのブログでも、時系列順が基本なせいで普段から見てない・検索して来た人にとってはすごく見づらいのが難点なので、プロフィール欄やタグを上手く使って、商品の情報に誘導するようにしましょう。

ブログによっては、勝手にオススメ記事が紹介されたり片っぱしからフォローして相互フォロー狙うような人が居るので、若干の読者は必ず付くはずです。ただ、その人達は買いもしなければ興味も無いけど自分のを閲覧させたくって来てるだけ、って可能性があるので増えても意味が無いです。有効な読者なのか冷やかしかは見極めましょう。

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・HPの作り方詳細
HPについては少々複雑なので説明が理解しにくいですが頑張って読んでね。ここでも一通りの説明はしますが、「Word Press」(HP作成ツール)の細かい使い方とかサイトの構築とかは専門のHow to本の1冊でも買うか借りるかして読みましょう。ネットだけ見てやるのはオススメできません。本を読むのすら面倒だという人はそもそもHP運営などするべきではありません。

HPを作る手順
 

・どこにするか
手軽な方法として、レンタルサーバーを借りてHPを作ります。どの運営会社がいいかは、けっこう栄枯盛衰が激しいのでその都度調べてもらったほうが良いかと思います。規模も価格もピンキリなので、個人の趣味レベルのサイト向けのところを使いましょう。
自分が調べた時に個人向けとして良さげだったのが「ロリポップ」って会社のレンタルサーバーです。名前が怪しいけど変な意味じゃないぞ、くるくるキャンディーを英語じゃそう呼ぶんだぞ。今まで特に困ったことは無いですし、外部からの攻撃に対しても全て水際で阻止できています。 ロリポップのHPへのリンク(別窓で開きます)

選ぶ基準として、最低限「Word Press」ってものが使える会社&プランにしてください。これはHP作成ソフトみたいなもので無料です、近年のHPはだいたいこれで作られています。あと検索に強くしたいなら「独自ドメイン」ってのが使えるプランにしましょう。更に「SSL(暗号化)無料」だとなお良いです。上記の「ロリポップ」のライトプラン以上ならこの条件を満たしています、年間使用料が1,600円くらいです。SSLは前は独自ドメインだと年間2万円かかってましたが、最近無料のサービスができました。

最近ではPCではなくスマホでネットする人が多いのでそれに対応しないといけません。Word Pressを使って作ると基本的にスマホ対応になるので手軽です。参考までにウチのHPの場合、閲覧者の5~6割がPC、4~5割がスマホ、タブレットが5%そこらって感じです。

レンタルサーバーをどこの会社にするか決めたら、実際に申し込んで作業をしていきます。ここでは「ロリポップ」の場合を例に、「独自ドメイン」を取得してこのHPぐらいの内容のページを構築する手順でいきます。これと同じ手順でやってるHow to本が売ってるので、それ買ってみながらやるといいです。「10日でおぼえるWord Press入門教室」ってやつ、筆者はそれ見ました。

*手順*

1.ドメインを決める
まず最初に「ドメイン」ってものを決めます。ドメインはアドレス(URL)の一部で、このページだと「http://hitujimokei.seepmodel.com」がドメインです。「http://」(又はhttps://)のとこは共通なので省略する場合もあります。この「hituji~.com」のとこを決めるんですが、レンタルサーバーの場合「共有ドメイン」てのが無料で使えます。これはサーバー側で予め押さえているもので、いくつかのパターンの中から選んで自分用に割り当ててもらうわけです。これだと追加料金はかからず、手続きも少なく済みます。その代わり、この「共有ドメイン」を持つHPは後述する「独自ドメイン」を持つHPに比べて検索エンジンの優先度(ヒットする順位)が少し低くなる傾向があります。

検索に強くしたいなら、追加料金が年間500円~2,000円くらいかかりますが「独自ドメイン」ってのを自分で取得します。値段はだいたい最後の「.com」のところで決まり、検索に強い「.com」や「.jp」だと1,500円程で、他の適当な「.XXX」だと安くなります。国内で一番強いと言われる「.co.jp」は法人専用なので個人では取得できません、審査があります。どうせ取るなら「.com」か「.jp」にしましょう。ドットより前は自由に決められますが、後述するサブドメインの都合であまり長くしないほうが良いです。
ロリポップの場合はこの手続きは「ムームードメイン」って別会社で取得します。ただ、両社は同じ資本でサービスの違いで別会社になってるだけ、なのでムームーで取った独自ドメインは楽にロリポップで使用できます。手続きとかは公式HPに詳しく書いてあるので、それ見て下さい。
独自ドメインを取ると、もれなく「サブドメイン」ってのが取得できます。このHPだと独自ドメインが「http://seepmodel.com」(通販専用ページで使用)でサブドメインが「http://hitujimokei.seepmodel.com」(今いるHPで使用)です、サブになると前に1個増えるわけね。なので、関連した複数のHPを構築したい場合でも「独自ドメイン」は1個取得すればOKです。複数ページを構築する必要が無いなら、このサブドメインは作らなくてOKです。
ともかく、このドメインはHPを作ってしまうと変更できないので最初によく考えておきましょう。

2.Word Pressを導入する
HPを作るための補助ツール「Word Press」ってのを導入します。これの入れ方はロリポップのHPから行います、HPにある説明を見てそこの説明通りに行って下さい。けっこう簡単です。サイトの名前はあらかじめ決めておくこと、検索にひっかかりやすい、覚えやすい、読みやすい、他と被りにくい名前が理想です。

3.テーマとプラグインを導入する
作業を始める前に、Word Pressの「テーマ」と「プラグイン」を導入します。「テーマ」はHPのひな型で、全体のレイアウトを決めるものです。ある程度は変更できますが、なるべく自分の希望に近いものを選びましょう。といっても、ぶっちゃけ基本のテーマが一番シンプルで使いやすい気がしますが…。「プラグイン」はスマホのアプリみたいなもので、Word Pressに便利機能を追加するものです。定番のプラグインはネットを叩くか本を見て下さい。入れ方も本で見てね。本はいっぱい出てます、「Word Press 本」で調べるだけで出てくるのでレビュー見て好みの選びましょう。

4.全体レイアウトと階層を決める
テーマをいじったりして、全体のレイアウトを決めます。それとコンテンツをどういう階層(系統立て、ツリー化)にするかを決めます。まずは適当な紙に手書きして整理してみると理解しやすいです。まだ仮決めでいいですが、この全体構築はHPを運営し始めると変更するのが大変なので、なるべく最初にしっかりやっておきましょう。
階層とか言うのはこのHPだと「模型のギャラリー→飛行機の模型→個別記事」とか「雑記帳→ミリタリーな話題→個別記事」みたいなのね。こうやって階層を作って系統立てできるのがブログに対する自作HPの強みです。系統立てが綺麗にできていて、リンクにより関連する情報が上手く繋がっているHPは検索サイトで上位に出やすくなります。

5.固定ページを作る
手順4と並行する感じになりますが、「固定ページ」ってのをまず作ります。このHPだと、「雑記帳」とか「お問い合わせ」が固定ページです。個別の記事(個々の模型とか)をまとめるフォルダみたいな使い方と、お問い合わせみたいに独立して設けておく必要があるページが、この固定ページに適しています。また、トップページの真ん中らへん(このHPだとスライド画像と下の人気記事の間の文章)も固定ページの一つです、このスペースは周りのレイアウトに関係なく手軽にトップページに表示する情報を変えられるので、大事なお知らせとか特に読んで欲しい記事のリンクを貼るとか、告知&連絡スペースとして使いましょう。

6.個々の記事をちょっと作る
Word Pressで言う「記事」ってのは、このHPだと個々の模型の紹介ページとかです。HPができた後の日々のコンテンツの追加は基本的にこの「記事」の追加で対処します。この記事はほとんどWordで文章を書くような感覚で使えるので簡単です。なので、最初にHPを構築してしまえば、普段の更新はブログと大して手間が変わりません。ちょっとリンク管理が手間な程度です。

とりあえず、仮で良いので自分が考えてるような構成の記事を何個か(3個~5個)作っておいてください。文章は適当でいいです。写真とかは仮でいいのであったほうがいいです。
これは実際に記事を表示した時に全体のバランスがどうなるか確認するためです。

7.全体レイアウトを確定する
仮で作った記事のページやトップページを実際に表示してバランスをみて、周囲の部品(ガジェットやヘッダー、フッター、スライダ)を調整します。個々のパーツについては本を見てね。クドイですがこのレイアウトは後で変えるのは大変なのでこの段階でしっかり見ておくこと。

8.記事を増やす
ここまでで枠はできたので、あとは個別の記事をいくつか書いておきます。順次増やせばいいわけですが、開始時点で10個ぐらいはあるとちゃんとしたサイトに見えます。また、記事を作ったら「キーワード」とかはマメに設定しておきましょう。詳しくは本見てね。

9.SSL化する
SSLってのはHPの暗号化のことです。これをやっとくとHP内の機能でメールで問い合わせしても安全、サイト自体もウイルスとか仕込まれにくくなります。趣味レベルならやらなくてもいいし、けっこうやってない企業も多いんですけど、可能ならやっておきましょう。やり方は本やロリポップの説明を読んで下さい。

10.公開する
一通り確認したらいよいよ公開します。これで晴れてHPは完成です。普通にやると公開してから数日~2週間くらいはGoogleとかの検索サイトに認識されてないので検索しても表示されません。すぐ認識させる方法もあるけどそこまでしなくていいかと、ほっといたら勝手に向こうのボット(自動プログラム)が回って来てサイトの内容を拾っていって検索に引っ掛かるようになります。

11.解析システムを使う
これはやってもやらなくてもいいです。Word Pressを使っていると手軽にページごとの閲覧数とか滞在時間やクリック数を解析できます。本気で閲覧数を増やしたいなら必須ですが、この使い方もけっこう勉強が必要なので、面倒なら導入しなくてもいいです。よく使われてるもので、「Googleアナリティクス」ってのがあります。名前の通りGoogleのもの、無料の範囲内でもだいたい事足りるはずです。

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・閲覧数を増やすには&検索に強くするには

HPを作っても誰も見に来なければ意味がありません。ディーラー活動で使うならツイッター経由でイベント前に商品説明ページだけ見てくれればOKかもしれませんが、せっかくなら普段から閲覧数を稼げる強いサイトを目指したいところ。

ってことで、閲覧数を増やしたり検索順位を上げたりするのに有効と言われている正攻法の手法を紹介します。逆に意味がない方法も紹介しときます。ズルいやり方もある程度はありますが、現在のGoogle先生はかなり賢いので手軽な汚い方法はほとんど無力化されました。

自分で言うのもなんですが、このページみたいな文章ばっかしダラダラ書くのはダメだからね。なるべく文字は減らそうね。文字のサイズはある程度大きいほうが良いのですが、見る人のディスプレイサイズとブラウザ設定で変わってくるので適当に妥協しましょう。

ひらく
 

・とにかく役にたつと思える「有益なコンテンツ」を多くつくる。
一番大事だけど一番難しいのがコレです。当たり前の話ですね。現在のGoogle先生はサイトの中身がちゃんとあるか、薄っぺらいかをけっこうな精度で評価できると言われています。訪問した人の滞在時間やクリックした回数、ツイッターなどで紹介された回数やその際の反応をかなり高度に分析しているらしい。なので昔のようなタイトルだけで釣った中身のないページは検索の上位に表示されにくく、訪れた人が満足したと思われるページは上位になりやすいです。

何が役にたつ、満足される記事なのかは自分で考えるしかないのですが、基本的にはHow to系やイベントなどの記録やまとめ記事が安定して評価されやすいです。ウチのHPの場合、海自の呉基地一般公開の記事が圧倒的に閲覧数が多く、次いでワンフェスの説明やガレキの説明、ゲーム関連プラモのまとめ記事が続きます。これらがHPの評価を引き上げてくれているので、他のプラモの見本のページも若干プラス評価されてるみたいです。

こんな事情なので、アフィリエイトの人で現在主流なのは「百均で買うべき商品トップ10!」「おすすめレシピサイトまとめ」みたいなやつ。これもピンキリで、手抜きなものは人が書いた優良記事のリンクを固めただけのもの、真面目にやってるのは自分で商品を使ってみて比較・お勧めしてるもの。無論、違法アップロードのまとめとかは論外です。

・なるべく多くの人が関心を持つページを作っておく
単純に作ったフィギュアやプラモだけを載せたのでは、それが好きな人しか読者になりえません。マニアな層は多いようでも大した数ではないですから、それだと潜在読者数が少なく厳しい。なので、いくつかは「マニア以外も見そうだけど自分のサイトの色に合った記事」を用意しておくと、その記事が閲覧数を稼いで全体を引っ張ってくれるかもしれません。ウチのHPの呉の記事がそれ、ミリタリーの観光記事はマニア以外もけっこう調べる人が多いのです。自分のサイトの色とは全然違うものだとGoogle先生の評価が上がりにくく、効果的ではありません。

・適切なリンク貼りを
Google先生は整理整頓されてるHPが好きらしい。なのでHP内の関連する記事を適切にリンクでつないでおくと良いです。また外部のHPに対しても必要性がある場合のみ繋いでおきます、特に大きい相手の公式TOPに繋ぐといいとか。内容にさほど関係がないのに貼りまくると逆効果なので、ちゃんと読む人が便利なように考えて必要なもののみ貼ること。

・スマホを意識しよう
最近はPCじゃなくスマホでしかネットしない人も多く、特に若年層はPC持ってない場合も多いです。なのでなるべくスマホで見やすいような画像ばっかしで文字の少ないサイト、文章はできれば対話形式のもの(チャットみたいなの)、ってのが見てもらいやすいです。このページのような長文ズラーは古臭いやり方で、全部きっちり読む人は稀なので真似しないほうがいいよ。HPがスマホで表示できるかどうかは、Word Pressを使っていれば特に意識しなくても普通は綺麗に表示されます。

・土台の部分はしっかりと
既に述べましたが、ドメインは検索の強さに影響があります。ドメイン、スマホ対応、SSL(暗号化)、は最初にやっておけばずっと影響が出るので面倒がらずにやりましょう。

・触りやすい、わかりやすいUIを
見た目が派手でもUI(ユーザーインターフェイス、ボタンの配置や階層分けのこと)がクソだと見る気が起きません。なるべく単純でわかりやすいサイト構造にしましょう。Word Pressであれば、変にこった「テーマ」を使わずに普通に作ればそう変なことにはならないはず。

・検索されやすいワードを入れる
タイトルと文中に検索されやすそうなワードを入れましょう。タイトルだけだとダメ、ちゃんと本文で何度も使う、内容にあったワードじゃないといけません。「やり方」「初心者」「アクセス」「方法」みたいなのね。プラモだと「1/72 Bf109 ハセガワ の作例」みたいな感じ。内容のある記事を真面目に作ってれば本文には自然と入るはすですが、タイトルで変に捻って「ゲームXX 攻略法」を「ワロスww ゲームXX マジ無敵になった件」とか書いたら確実にヒットしづらくなります。勢い余ってコケないようにね。

・意味ないよ、相互リンク
昔は有効と言われてましたが、現在はほとんど意味ないです。自サイトに対するリンクの数が多いと有利、有力サイトと相互リンクしてもらうと有利、だったんですが、悪用が多くてGoogleが対策したため無力化しました。現在は、ちゃんと中身と関連していて閲覧者が踏んで、向こうでも滞在時間が長い場合のみ有効です。そもそも、今って「リンクのページ」を作らないことが多いよね。そもそも、文中にない、独立したリンクまとめページから飛ぶ人って今はほとんど居ません。

・意味ないよ、ワードの羅列
これも大昔は有効だったやり方で、よく検索されそうなワードをページの隅に羅列したりキーワード登録しておくやり方。アニメ関連のサイトならアニメ名やキャラ名を羅列したりしてあった。今はむしる逆効果で評価が極端に落ちるので注意してね。ページのキーワード登録は本当に関係してるものを5個ぐらいにしておきましょう。

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