1/72 Yak-15 パイオニア2
1/72 Yak-15 戦闘機 キット/Pioneer2製 適当マーキング<実機解説>
ヤコブレフ Yak-15は第二次大戦中のソ連戦闘機Yak-3に、ドイツ降伏により入手したユモ004ジェットエンジンのコピー品を無理やり搭載した戦闘機です。見た目通りのかなりやっつけ仕事な設計で、エンジン以外はほとんどYak-3のまま、脚も尾輪式なので自分の排気で離陸時にタイヤが溶けちゃうそうです。試験機同然の機体ですがそこそこの数が生産され訓練用に使われ、脚を首輪式にした改良型のYak-17は輸出もされてそれなりにジェット機の黎明期を支えました。
<キット解説>
イギリスの小メーカー「Pioneer2」のキットです。パイオニア2はゲテモノ中心にマニアックな機体を主に出していたメーカーで、多分PMモデルと一緒です、詳しい関係は知りませんが、少なくともキットの中身は同じです。キットの出来は元々が単純なこともあり、表面を磨けばそれなりに見られます。ただ形状はどうも怪しいです、バランスが結構違う感じ。モールドが少ないので凸を凹に彫りなおしています、キットは凸です。他社のキットも多分似たようなものなので、適当に妥協するのが吉でせう。
<作例について>
表面のうねりがひどかったので、ペーパーかける為にモールドは彫りなおしました。全体を一皮剥いてやれば何とかなる感じですが、それでも合わない部分は目立たない下面に逃がしています。完成させるとシシャモみたいな見た目の愛嬌のある機体です。