1/43 プジョー206 WRC エレール
1/43 プジョー206 WRC キット/エレール製 <実車解説>
フランスの自動車メーカー、プジョーの206です。日本車で言うとスイフトあたりのスポーツ志向のコンパクトカーで、世代交代をして現在は生産終了しています。206 WRCは世界ラリー選手権(WRC)用のワークスマシンで、市販車でも猫脚などと呼ばれる脚周りなど優秀(らしい)ですが、WRC仕様ではご多聞に漏れずゴリゴリに改造されています。WRC仕様ではプジョーのシンボルマークのライオンを大きくあしらったデザインも人気でした。プジョーは何気に車両価格のみなら比較的お安く、外車の中では買いやすいメーカーです、208の一番下のグレードは新車で210万くらい。もっとも維持費(当然ハイオク)とか考えると買えたもんじゃないですが。
<キット解説>
エレール(Heller)はフランスの老舗模型メーカーで、各種スケールモデルを作っていました。現在は資本関係が変わっているそうで、新製品開発はほとんど無く昔の製品の復刻とかがメインです。1/24の自動車を結構出していてお店でも比較的見かけます、小さい1/43というのも数は少ないですが出しており、こちらは店頭では中々見かけません。定価が800円くらいで安いのと、めちゃめちゃ部品が少ないのですぐできるのが売りです。キットはタミヤの1/24と同じ1999年仕様らしく、ライオンやスポンサーロゴのデカールが付きます。デカールは意外といいもので、車体が小さいおかげもあって貼りやすかったです。成型品のできはあくまでコレクション用のミニチュアといった感じで、おおらかな造りです。再現度を期待するような性質のものでは無いですし、さくっと作って手の平サイズの可愛らしいモデルを眺めるのが良いと思います。
<作例について>
車は詳しくないですが、このプジョー206のデザインはプラモ雑誌を読み始めた頃から知っていて、デザインがかっこいいなーと思いつつも1/24の価格だと手が出なかったのですが、模型屋でこのキットが安く売られていて飛びつきました。作例はボディの白は成型色そのままで、タイヤなど部分的な塗りわけをしてデカールを貼っただけです。細かいことは気にしないで適当に作りましたが、できてみると可愛いサイズでお気に入りのキットです。ただ他に作りたくてもなかなか売っていないという弱点が…。