1/144 B-58A アカデミー
1/144 B-58A ハスラー爆撃機 キット/アカデミー製 アメリカ空軍 43BW 1961年<実機解説>
B-58ハスラーは冷戦下のアメリカ空軍の戦略爆撃機で、高高度をマッハア2の高速で敵地(てゆーかソ連)に進入し「核爆弾」を落とすためだけに作られた爆撃機です。一応通常の爆弾を積んだり偵察もできますが、基本的には「音速で核をぶっ込む」という何ともアメリカンな思想で作られた特殊な機体です。あまりに極端かつ使ったらダメ絶対な性格が災いし、1960年の配備から10年で退役しています。あちこち特徴の多い機体で、腹部の燃料タンク一体型の核爆弾や、音速機のくせに後方機銃があったり、カプセル式の脱出装置だったりと、開発目的は危ないですが中身は調べると愉快な飛行機です。
<キット解説>
アカデミーのキットで、深めな凹モールドのキットです。アカデミーのこのキットはもう長いこと生産してないみたいで滅多に見かけません。デルタ翼が一体部品で楽しいです、全体に作りやすいし良くまとまった好キットです。初版は2001年かと。核爆弾と普通の増槽が付属し、デカールは2種選べます。ちなみに1/72ではイタレリから結構古いキットが出ていますが、全長がピトー管のぶん違うそうです。
<作例について>
キット自体は手を加える必要もないというか、ハスラーが特徴的すぎなので素組みで十分カッコイイです。このスケールなので塗装はベタ塗りでいいと思いますが、おおちゃくして白を筆塗りしたら事故っています、キットはいいのにもったいないことをしました…。