航空自衛隊 浜松広報館 見学 in 浜松
2014年7月、静岡県浜松市の「航空自衛隊 浜松広報館(エアーパーク)」の見学に行ってきました。日本で屈指の航空機の展示施設で、航空自衛隊が運営していますので過去の空自使用機の揃いっぷりは抜群です。広報施設ということで入館料は無料なのも有難いところ、駐車場もあって無料です。アクセスはJR浜松駅からバスで25分、バス停から徒歩で10分くらいです、バスは20分おきくらいにあります。バス停からの道が微妙にわかりにくいかもですが、基地のフェンスを右手に見るように歩き続けると着きます。閉館がわりと早いのと月曜は通常休みなので、事前に確認しましょう。尚、このページの情報は2014年7月時点のものですので、今後行かれる方は公式のホームページで最新の情報を確認してください。
入り口はこんな感じ、左写真がメインの入り口でパンフや売店やコインロッカーがあります。ロッカーは無料(100円返るやつ)なのでリュックとかは置いた方が楽。ここでいきなりですが順路をはずれます。この館の目玉の一つといえるのが右写真の動揺型フライトシュミレータですが、見学して回る前にこれの予約をしてしまったほうが良いです、無料施設で出入りは自由なので、入り口の向かいにある格納庫入り口から入ってシュミレータの所へ行き予約を済ませてしまいます。人気があるので自分が行った時は夏休み期間の平日13時頃でしたが、ちょうど最後でした。多分休日だともっと早く締め切りになるので遊びたい場合は速攻で予約したほうが良いです。このシュミレータはT-2練習機のコクピットとスクリーンを使っていて、下にあるシリンダで機体の傾きをある程度再現してくれます、当然ながら反転とかにはついてこれません、MAXで30度くらいかと。難易度は3つで基本的に離陸・飛行・着陸をやりますが、上級で別にいいと思います。二人同時に乗れて途中で交代しますが一人で乗ると全部出来ます。説明があって実際に遊ぶのは4分間なので、なるべく満喫しましょう。操作に実際の操縦桿とペダルとレバー類を使うのが魅力です、ゲーム自体は初代エアロダンシングくらいの古いものなので期待しないでください。上級だと真ん中の空戦パートで空戦できますが、敵は自機の周りに勝手に沸くらしく、追って撃墜してもあんましおもしろくないです、むしろ無視して細かくシザースで揺すってコクピットの動揺を楽しみ、インメルマンターンやスプリットSで操縦桿を大きく引く感触を楽しんで、ラダーを踏み込んで感触を楽しんで・・と遊んだほうが良いと思います。過大に期待しないほうが良いですが、一般人が遊べる戦闘機風の動揺型シュミレータは多分ここだけなので是非やっておきたいところです。
さて、シュミレータの予約ができたら順路通り見学します。館は二つに分かれていて、片方がパネル展示や小物がメインの建物、もう一方が格納庫です。パネル展示は写真みたいな感じで少し暗いのでブレまくりですが勘弁を。いきなりXF-2Aのモックアップが居ます、ここの飛行機は現役を退いたものなので空自の現役機は展示していません。
お次はF-1支援戦闘機の所々を開けたもの。暗いので写真を撮るのは大変ですが間近に見られます。
2階3階は模型やパネルの展示と装備品の展示とか。ただ実機の無線機とかを展示されても箱にしか見えない(笑)。
ミサイルや爆弾のダミーとかも主なものが大体そろっています。右写真のカワイイものが3階にある簡易シュミレータなるもので、自分はやってないので見た感じの推測ですがゲームを操縦桿型のコントローラで遊べるようにしてあるっぽいです、てか多分エアロダンシング4の改造版じゃないかと。やってないので違ったらごめんなさい。ここは予約不要で並べば繰り返しできます、4台あるので割りと回転よさそう。子供連れがいっぱい並んでました。また、写真は撮っていないですが、ここに全天周シアターなるものがあり、プラネタリウムみたいなところで飛行シーンの映像を見られます。3種のうち自分は「四季」なるものを見ましたが映像はかなり古くて荒く、ヘリで撮ったものが多くて小刻みに揺れるので見ていて酔いました。どれか一つは見てみたいですが、コンプリートはあんましオススメしません。時間が決まっていて見るには1階入り口で券を貰っておく必要があります。
2階にある対空砲の実物、左が「VADS」で現行のタイプを開発する時に試験的に改修したものらしいです。右が「ラインメタル対空20ミリ2連砲」で試験的に購入した装備らしいです。ソースは説明パネル。
広報館は浜松基地に併設されているので、気合を出したら駐機しているT-4練習機が見えます。ガラス越しですが、バズーカがあれば何とか撮れるかも。午後いっぱい居ましたが、行く道中で離陸後旋回するT-4を1機、見学中に離陸するT-4を4機見ることができました。12倍ズームのコンパクトカメラでギリギリ撮れた1枚です。やはり実機のエンジン音は気持ちいいですね(たまに聞くぶんには)。
メインディッシュの実機格納庫です、順路通りに入ると2階から入ります、ご覧の通りの天国です、Heavenです、鼻血が出ます。いい大人のマニアは口元ゆるみっぱなしになります、子供連れのママさんでもスゴイと歓声を上げる方がちらほら、男の子はもう手におえません。この日は晴れてましたが、それでもちょっと暗い感じなので写真目的の方は注意です。この格納庫では無料で自衛隊のツナギみたいな服を着て回ることができます、子供も大人も結構着てました。
さてここから下は広報館にある実機を全部写真で紹介します(漏れがあるかも)。公式ページだと一部しか紹介がないのでご参考になればと。写真が多いので一旦ここでシメておきます。
浜松広報館(エアーパーク)は飛行機に詳しい人もそうでない人も十分に楽しめる施設で、なんなら一日中居ることもできると思いますが、普通に見るのでも3時間くらいは欲しいところです、シュミレータをやりたい場合は早めに行く必要がありますのでその辺も踏まえて予定を立てましょう。東京→浜松間は鈍行電車で約5時間ですので、少し無理をすれば青春18切符での日帰りも可能、大阪からだとより近いです、18切符ならバス込みで3,000円くらいで見に行けますので十分元は取れると思います。岐阜の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」と併せて2日がかりで回るのも良いです。
そういうわけで浜松広報館でした。旅行計画の参考になったよって方は一番下のツイッターとかのボタンを押しておいて頂けると嬉しいです。
一応ですが、公式ホームページへのリンクを貼っておきます。
エアーパーク//航空自衛隊 浜松広報館
それでは飛行機カーニバル開始ですヽ(・∀・)ノ
左「T-28B トロージャン 練習機」右「DH115バンパイア (練習機型)」これは日本ではここにしかないレア機です、地味ですが。
左「F-104J スターファイター 戦闘機」右「T-2 練習機(ブルーインパルス仕様)」写真で写ってますが、F-104/T-2/F-1/F-86は日替わりでコクピットに座ることができます。この日はT-2とF-1でした。
左「S-62J 救難ヘリコプター」左で頭だけ見えてるやつ「KV-107Ⅱ バートル 救難ヘリコプター」右「H-19 救難ヘリコプター」すみません、バートルさんだけまともな写真を撮ってなかったです。2機に挟まれてかなり撮りづらい位置にいます。
左「T-6 テキサン 練習機」右「T-34 メンター 練習機」、細かい型式は書いてなかったです。
左「T-33A 練習機」右「B-65 連絡機」。サンサンは各基地でわりと見ますが、ここのは屋内なので綺麗です。B-65は地味にレア。
左「T-3 練習機」右「T-1A 練習機」。T-3のお腹が見られるのは結構貴重だと思う。
左「MU-2 救難捜索機」右「F-86D 戦闘機」。MU-2は多分J型。
左「F-1 支援戦闘機」右「F-86F セイバー戦闘機(ブルー仕様)」。外にもブルー仕様のセイバーが居ます(タイトル写真の機体)、F-1は資料館1階にもいます。
左「アンサルド S.V.A9 偵察機」右「零戦52型甲」。ゼロ戦は復元実機です。
左「F-104J スターファイター 戦闘機」右「C-46D コマンド 輸送機」。ここからは屋外展示ですが、結構状態はいいです。
左「H-21B 救難ヘリコプター」右「ナイキJ 地対空誘導弾」。ナイキJは自衛隊が昔使ってた地対空ミサイルです。
謎のレーダー関係が3台。
以上でおしまいです。