1/700 戦艦 長門 アオシマ
1/700 戦艦 長門 キット/アオシマ製 レイテ沖海戦戦時<実艦解説>
戦艦長門(ながと)は日本海軍の戦艦で、戦時中は大和型の存在が秘密にされた為、日本最強の戦艦として親しまれました。長門型の1番艦として、1920年11月25日に竣工しました。41cm砲を2連装4基=8門備え、当時としては高速でもあり、攻防バランスのとれた戦艦でした。改装を重ねて大戦に臨みましたが、戦闘参加の機会はなかなか訪れませんでした。1944年のレイテ沖海戦で米護衛空母への攻撃に加わった後は出撃の機会が無く、横須賀で終戦を迎えました。終戦後、長門は米国のビキニ環礁での水爆実験の標的となり、2発の水爆を受け沈没しました。
<キット解説>
アオシマの2代目キットです。2014年現在はこのキットを更に改良した”リテイク版”というキットに切り替わっています。複雑な上部構造物を持つ長門を作りやすく且つ雰囲気良く再現しています。前鐘楼(艦橋)の柱組みを再現しており、複雑な構造が理解できます。長門のキットはフジミから新しいものが出ており、エッチング等でディテールアップする場合そちらが良いと思いますが、素組みするならアオシマのキットも美点が多く、好みが分かれる所と思います。
<作例について>
10年以上前(2004年)に作ったもので恐縮ですが、結構気合を入れて作ったものなのでアップしました。ディテールアップガイドなる小冊子が付属したキットで、その冊子を参考にあちこち工作をしました。金が無いということで、エッチングパーツは一切使わずにプラ材と真鍮線&パイプで窓を抜いて電探も抜いて、とあちこちこだわっています。レイテ戦時ですがエッチング無しルールのため、単装機銃は省略しています。そうこうして作った長門を地元模型店のコンテストに出したところエッチングフルな工作艦 明石に敗れたのは今ではいい思い出です。