1/72  P-39N エアラコブラ戦闘機 アカデミー

1/72  P-39N  エアラコブラ戦闘機  キット/アカデミー製  ソ連空軍 ポクルィシュキン中佐機  1944年P-39N_1<実機解説>
ベルP-39 戦闘機は大戦中のアメリカ陸軍の戦闘機で、P-40と並んで第二次大戦初期の米陸軍の主力戦闘機です。エンジンを操縦席の後方に配置し延長軸で前方のプロペラを回す方式をとっています、また軸内に37mm機関砲を通して大火力を得ています。この配置は重心位置を機体中心付近にできるため運動性の向上が期待されました、この辺は車のミッドシップレイアウトと同じです。また機体中心軸に37mm機関砲を搭載したことで、射撃時の安定性も確保されています。そして機首にスペースが空いたぶん首輪式にして離着陸時の視界確保にも役立ちました、ついでに操縦席のドアは車のように横開きだったりします。このように良さそうな方式てんこもりの本機は試作機では非常に高性能でしたが、量産型ではエンジンが低性能のものになってしまい元々の吸気には不利なエンジン配置と相まって性能が大きく低下してしまいました。太平洋戦争では日本の零戦や隼に対して劣勢で、対地攻撃任務に優先的に回されています。とはいえ、他にはP-40くらいしかまともな戦闘機が無かったこともあって散々な評価の割りには使われたらしく、戦果的にもそれほど一方的にやられていたわけでもないみたいです。日本パイロットは見た目から「カツオブシ」と呼んでいたとか。本機が最も活躍したのはソ連で、レンドリース法(武器貸与法)により大量に送られた本機は、ドイツ戦闘機相手に十分対抗して主力戦闘機の一つとなり多数のエースを輩出しています。アレクサンドル・ポクルィシュキン中佐(後に元帥)はソ連のトップエースで、作例はその乗機の一つです。

<キット解説>
アカデミーのキットで、何種類か出ていますが「P-39N/Qロシアン・エース」を作っています。きれいな凹モールドのキットで、脚庫や操縦席もこのサイズでは十分な感じです。デカールはソ連のエース機が3種で、マーキング違いで基本の迷彩色は同じです。ガンポッド付きのQ型と作例のN型が選べて、操縦席ドアの開閉が選択でき増槽と爆弾が付属します。他に米軍版とP-400が出てたと思いますが、全部生産休止になっているみたいです。専門店の店頭にはまだたまにあるので、うっかりプレミア価格で買わないように。P-39は1/72キットに恵まれておらず、2003年くらいに出たこのキットがベストだと思います。

<作例について>
アカデミーに凝っていた時に米陸軍機をまとめて作ったものです。写真で何故かマスキングテープが写っていますが、これは本機ならではの事情でして……機首にオモリを入れ忘れたんですよね…。首輪式のP-39はジェット機なんかと同じように機首にオモリ(付属しない)を入れないといけないんですが、いかんせんプロペラ機なので見落として組んじゃったんです、最後に脚を接着していて気付きました。他にはデカールがシルバリングを起こしちゃっています、このキットのデカールはやや固いタイプなので特に注意が必要です。ソ連機らしく汚し塗装をしていますが、機銃は少々やり過ぎたかなと、排気管の後ろは実機だともっと汚れているのも居ます。基本的に合いはいいキットでしたが、風防と操縦席ドアの透明部品での合いが悪いのが難点でした、無視して組んだので風防がちょっと曲がっています、透明部品なので修正は上手くやらないと余計悪化するでしょうから注意が必要です。写真は光量不足でやや暗いですがご勘弁を。


日付

2015年1月13日

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