1/700 駆逐艦 島風 タミヤ
1/700 駆逐艦 島風 キット/タミヤ製 1944年6~9月<実艦解説>
駆逐艦島風(しまかぜ)は日本海軍の駆逐艦で、島風型として1隻だけ作られ、1943年5月10日に竣工しました。実験的に作られた日本最速の駆逐艦で、高速と重雷装が売りでしたが、建造の難しさから姉妹艦は作られませんでした。キスカ島撤退作戦に参加した後、艦隊・船団の護衛に従事し、1944年11月11日レイテ島への輸送船団の護衛中に米軍機による反復攻撃を受け沈没しました。戦死者430名といわれます。
<キット解説>
タミヤのキットは1972年に出た古いキットですが、今でも現役で売られています。甲板のモールドがあっさりしているなど、今の目でみると物足りない部分もありますが、カッチリとした雰囲気の良いキットです。底板が金属製ですが、これはシリーズでも島風だけの特徴です。2014年中にピットロードから新金型キットが発売される予定です。
<作例について>
キットのまま組み立てています。甲板はリノリウム色にしようかとも思いましたが、面倒なのでやめました。発射管は代用部品もないですし、艦橋や銃座も手を入れだすと大工事なので、素組みがよいのではないでしょうか。船底板の大きさが少し合わないですが、加工する場合はプラ板に変えるのが常道です。ピットロードの新キットにより、選択肢が広がるのは嬉しいことですね。