1/72 テンペストMk.Ⅴ アカデミー
1/72 テンペストMk.Ⅴ 戦闘機 キット/アカデミー製 イギリス空軍 No.3 Squadron 1945年7月<実機解説>
ホーカー・テンペスト戦闘機は大戦中のイギリス空軍の戦闘機で、迎撃戦闘機としては失敗したタイフーンを再設計して空戦能力を改善した機体です。主翼を完全に作り直し、機首や尾部も変更されており、ぱっと見こそタイフーンに似ていますがほとんど新規設計になっています。エンジン違いが複数検討されましたが、実戦使用されたのはタイフーンと同系列エンジン搭載のMk.Ⅴのみでした。迎撃任務に向いていたので、ドイツのV-1飛行爆弾の迎撃で特に活躍しています。ホーカーは会社の名前で、テンペストは嵐や疾風といった意味。ホーカー社の3戦闘機、ハリケーン・タイフーン・テンペストで英国の暴風3姉妹となります。余談ですがコミック「ファイブスター物語」の暴風3王女の元ネタはこれだと勝手に思っています。
<キット解説>
アカデミーのキットで、きれいな凹モールドのキットです。タイフーンと比較して微妙にモールドの雰囲気が異なり、あっさり目です。デカールは違う部隊のもの2種で、基本的な迷彩は同じです。増槽と爆弾が付属します。何気にキットにめぐまれていないテンペストは他社製が古いものしかなく比較的新しいこのキットが今でもベストです。
<作例について>
アカデミーに凝っていた時にタイフーン等と一緒に作ったものです。迷彩の青色部分は作例では青味が強すぎます、もっとグレーっぽい方が良い感じになります。機銃の部分にプラ棒を入れたのですが雑過ぎたかなと思います。また脚先が曲がっちゃったみたいで変な向きになってしまっています。元が層流翼採用ということもあってタイフーンに比べてかなりツルっとしているので、リベットやホイップアンテナを追加して変化を付けたほうが良いかもです。