1/72 天山12型  フジミ

1/72  天山12型 艦上攻撃機   キット/フジミ製  日本海軍第601航空隊 tenzan_1<実機解説>
天山艦攻(てんざん)は大戦中の日本海軍の艦上攻撃機で、九七艦攻の後継機として魚雷や水平爆撃による対艦攻撃に活躍しました。1939年に計画が起こされましたがエンジン関係のトラブルにより開発は難航し、正式採用されたのは1943年8月でした。九七艦攻に比べて速力と航続距離などが向上していますが打たれ弱さは相変わらずで、緒戦期よりも対空火力が強力になった米艦隊に対しては有効な攻撃がほとんどできませんでした。12型は火星エンジン搭載の主生産型で、11型は問題の多かった護エンジン搭載型です。

<キット解説>
フジミのキットで「11型・12型」のもの、浅めな凹モールドのキットです。11型と12型それぞれでのキットも出ていますが、このキットは両方の部品が入っているコンパチキットで機首部品(黒い所)が2通り入っています。他に現行のキットもなく1/72の定番キットで、結構古いので機内はかなりあっさりしていますが、全体形はまずまずかと。大きい機体ですが価格も手頃で1/72では程よくまとまったキットだと思います。デカールは各型1種ずづ付属ですが、日の丸と機番のみで注意書きなどはありません。

<作例について>
基本素組みで機内を少しディテールアップしています。主翼の面積が広くて上下から見るとのっぺりした印象になりやすいので、普段はやらないグラデーション風の塗装をしてみました。下面はイマイチですが上面はそこそこな感じになったかなーと。機内は改造しましたが案の定見えません、見ての通りこの機体だと窓枠の塗りわけが難所です。外観の改造では魚雷の懸吊索を作ってやると手軽な割りに目立っていい感じです、脚周りの改造はやり始めると大変そうなのでやめときました。


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