1/35 AMX40 ガレージキット 組み立て説明

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このページではガレージキット「1/35 フランス騎兵戦車 AMX40」の組み立て説明をしています。
キットを購入された方はこちらを読んでから作業してくださいね。

部品が足りていなかった場合やHPでの解説ではわからん!ってとこがあった場合は、「お問い合わせ」からメールフォームを使って、仮名で構いませんのでご連絡下さい。個人生産なのでいつまでにとかいう期限は無いです。

**ワンフェス2017冬で1/35AMX40を購入された方へ**
OVMの部品を入れ忘れました。郵送しますので名前と住所をご連絡ください。
お手数おかけしてしまい申し訳ありません。

ガレージキットの組み立て全般で、ちょっと細かい工作について1/35 TOG の時に作ったページがあるので、経験が浅い人はこっちも見ておいて下さい。リンク (同じ窓で開きます)

*目次*(ジャンプ機能は無いです)
・部品の確認~洗浄
・基本的な注意事項
・組み立て順序の説明
・下部車体の加工
・上部車体の加工
・車体の合体
・転輪の組み立て
・サイドスカートの組み立て
・履帯の組み立て
・吸排気口の組み立て
・小さい部品の組み立て1&2
・砲塔の組み立て
・塗装と最終組み立て

*目次ここまで*

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・部品の確認~洗浄
とりあえず、上の写真を見て部品を確認してください(クリックで拡大)。小さい部品はゲートを取ってあるので見た目が少し違います、バラバラになって小袋に入ってます。見かけで何の部品かわかると思うので細かく書きませんが、何じゃこりゃ?って思ったらひとまず無視してこの後の説明を一通り見て下さい。

これらレジン部品に加えてプラ板や棒が色々と入っていますが、それらを説明します。
・t=0.5mmプラ板1枚・・・車体背面の吸排気口などの作成用
・t=0.14mmプラ板1枚・・・ライト横のカマボコの作成用
・3mmL字棒1本・・・・・・サイドスカートの接着代用、補強も兼ねてる
・1mm丸棒2本・・・・・・・200mmと130mm、200mmは手すり専用です。
・3mm丸棒1本・・・・・・・誘導輪などの軸の作成用
・2mm四角棒1本・・・・・・短い。手すりを作るガイド用
・φ0.55mm真鍮線(巻き線)・・背中の吊り具(アイボルト)の作成用

それぞれの使い方はこれからの組み立て説明中でそのつど行います。

このキットでは写真のタミヤ製「1/35 カーロ・アルマート M13/40」のキットを使います。これは新旧の2バージョンありますが、新しいMM296のキットを使って下さい。古いほうでもできるとは思いますが、ベルト式履帯になります&試してないので断言できません。ちなみにですが、M13/40とセモベンテを1個づつ用意して、戦闘室を接着せずに1個の車体をシェアして使えば、組み換えで両方を作ることができるはずです(試してはない)。砲身は古いプラ製を使えばOK、部品が無駄になるのがもったいない場合は試してみて。

部品の確認が済んだら、組み立てを始める前に必ず部品を洗浄して下さい。今回、出荷前の部品の洗浄はほとんど行っていません。もともとベタついてはいないので綺麗に見えますが、実際は油分が付いています。油分が少しでも残っていると塗料やパテが弾かれますので、必ず専用クリーナーや台所用中性洗剤(濃くすること)でしっかり洗って、なるべくナイロンブラシでごしごしして下さい。洗剤を使った後は水でのすすぎ洗いもしっかり行って下さい。組み立て前と塗装直前の2回で洗ってしっかり油分を落としてやるのがキレイに仕上げるコツの一つです。

・基本的な注意事項
ここでガレージキットを組むにあたっての基本的な注意事項と、本キット特有の注意事項を書いておきます。ベテランの方は言われるまでもないかと思いますが、ざっと目を通しておいてください。

~用語について~
・ただのクセなんですが、ここでは以下のように呼びます。
金やすり(かなやすり)・・・金属製の棒状のやすり、半丸とか平とか丸棒とか。
平ノミ・・・デザインナイフの平刃のこと、厳密にはノミじゃないけどクセで。
削る・・・・削る=やすりで削るじゃなくって、ナイフや平ノミやニッパーも使って切削してね、の意です。
ニッパー・・・基本的にボロいニッパーを使って下さい。かじる感じで不要部分を削ぎ取るのに便利。

~本キット特有の注意事項~
・割と簡単なので何とでもなりますが、そうは言ってもガレキなので仮組みや調整はサボらず行って下さい。
・持つとこ注意。側面を持ちたくなりますが、サイドスカートの部品は接着位置的にさほど強度が無いので、持たないほうが無難です。車体前半部分を上下に摘む感じで持つのが安全です。
・塗りわけるなら注意。説明では、車体は単色で塗って転輪の縁もざっくり塗るだけの前提で行きます。他の塗り分けにする場合は少し注意して。

~基本的な注意事項~(初歩的なことも書いてます)
・とにかく洗う!瞬間接着剤を使う!サフはなるべく吹く!換気をする!削る時はマスクする!
・わかんない時は早めに聞いて!やらかした後だと修正が余計に手間!
・使う工具の判断が一番大事!特に、デザインナイフと平ノミ(彫刻刀)が大事です。平ノミなしで下部車体の不要部分を削ると大変なはず。
・接着剤の使い分けも大事!瞬着をどう使うかの使い分けが大事です。基本的にゼリー状でない普通のを使います。小さい部品では、ノズルから直接ではなく予め何かに出しておいてツマヨウジですくって部品に付けます。大きい部品の場合はノズルから直接つけますが、キットの内側など手が入りにくい場合もあるので先細ノズルもあると便利です。
・パテの使い分けも大事!好みによりますが、基本的にはプラパテ(ラッカーパテ)・ポリパテ・瞬間接着剤、の三択です。特に量が少ない場合は瞬着を表面張力を使って盛っておくだけでOKな場合が多いので活用しましょう、リベットの修復でよく使う手です。大きな欠けはプラパテより強度のあるポリパテを使ったほうが無難です。プラパテはヤスリのキズ消しと鋳造表現に使う程度かなと。
・ピンセットよりもナイフで刺す!小さい部品はピンセットでつまむものだと思い込んでいるあなた、それは紛失の元です。もちろん部品によりますが、基本テクなのでやっていない人は必ずマスターしましょう。
・部品の接触面の突起に注意!部品が接触する面、接着面ではバリなど不要な突起が無いように注意しましょう。逆に窪むのは別に構いません。ゲート処理をする場合は無理に平らにするのではなく、えぐるつもりで作業すると早いです。また、部品の角と角が合わさる場所(凸と凹があわさるみたいなとこ)では角の部分が干渉して隙間ができる場合が多いですから、接触する角を少し削り落とす(C面をとる、とか言います)と手っ取り早く綺麗に仕上がります。

・組み立て順序の説明
おおまかな流れを先に説明します。エアブラシで単色塗装をする前提です。けっこう何とでもなるので、適宜変更してください、砲塔なんかは先でもOKです。洗浄を先にしておけば土日1回で完成するぐらいのキットですが、焦らずに個々のスキルに合わせて作業して下さい。

*部品の確認と洗浄→*下部車体の加工→*上部車体の加工→*側面部品の加工→*車体の合体→*転輪部品の加工→*転輪部品の接着→*サイドスカートの接着→*履帯の組み立て→*吸排気口の組み立て→*小さい部品の組み立て→*砲塔の組み立て→*車体・砲塔・履帯をそれぞれ塗装する、汚しもする→*車体に履帯を接着→*適宜リタッチや汚しをする→*フラットを全体に吹いて完成!

また、とりあえず一番作る人が多そうな状態で説明していますが、実車が存在していないので細部や鋳造表現は好みで変更してください。

・下部車体の加工
ここから実際の組み立てに入ります。写真はクリックするとギャラリーモードになって連続して見られます。
2枚目:側面の出っ張りは全てニッパーと平ノミで削り取って下さい。やすりでは無駄に時間がかかるので平ノミでゴリゴリいったほうがいいです、傷はどうせ隠れます。4枚目の写真を参考にしつつ、丸く出っ張った部分と、その縁の一段高い部分も削り取ります。そして上部を斜めに切り取ります。
3枚目:後方は、まず飛び出てる部分(赤く塗った部分)を削り取ってください。その後で5枚目の写真のように上側を少し切って、レジン部品と干渉しないようにします。どうせ隠れるので大体で。
4&5枚目:加工後の状態です。前後の斜めに切った部分はどうせ隠れるので、現物合わせで適当にやってください。前端の部分は金型が古いせいで少しめくれて出っ張ってたりバリがある場合があります、軽く削って慣らしておいて下さい。

・上部車体の加工
メインのレジン部品の下処理をします。ゲート処理とかとか。
1枚目:加工前の前部。側面はじっこのヒレみたいなのは気泡抜きの為の不要部分です。ニッパーと平ノミで切り取って下さい。車体前部の太い棒はゲートです、ニッパーでかじり取ると早いです。その間のヒレは不要部分なので、少し気をつけて平ノミで切り取って下さい。後方も同じです。
2&3枚目:ゲートは完全に除去しなくてOKです、下部車体を当てながら様子を見て。車体前部の丸をした部分にある窪みは誘導輪の軸位置です。ここにφ3mmの穴を掘っておきます、調子こいて貫通させないこと、なるべく垂直にすること、に注意です。また、ゲート付近に大きめの気泡による欠けがある場合は、この段階で埋めておいたほうが多分楽です。
4&5枚目:前後のこのあたりにパーティングラインがあるので、適宜処理して下さい。おおまかに削ったあとは、濃いめのプラパテをボロい筆で塗りつけて鋳造表現をしておくと周囲と馴染んで簡単に済みます。背面の吸排気口の部分は後からプラ板を貼るので見えなくなる部分のキズは無視して構いません、隅っこに球状の不要部分が出来てることがあるので、それだけ取り除いておいて下さい。ナイフでつつくと簡単に取れます。
6枚目:砲塔の穴はポリキャップの落下防止の為にプラ板で適当に蓋をしておいて下さい。まず、M13/40に付属のポリキャップが調度はまる程度に穴を金やすりで少し整えておきます。ほんの少し削る程度ではまるはずなので削りすぎないように。その後でプラ板を貼ります。

・車体の合体
車体を合体させますが、その前に側面の板を組みます。
1枚目:ゲート処理バリ取りを終えた側面部品です。普通に処理するだけですが、裏面のゲートは気をつけて処理して下さい。起動輪の穴は写真では開いてますが、他を組んだ後で開けたほうが良さそうでした。
2枚目:側面の板を下部車体に接着して下さい。位置は勝手に決まると思います。上よりこっちを先にしたほうがいいです。ちなみにここのディテールはクリスティー式の懸吊装置と、起動輪→第4転輪の動力伝達装置をざっくりと再現したものです。
3枚目:下部車体を上部に接着します。前端は調度つながります、後部は段になります。上部は左側は少し隙間ができる程度になり、右側は穴が残ります。見えなくなるので隙間は放置でOK。
4枚目:後部の部品を取り付けます。段差をつなぐ板状の部品は仮組みしてみて、段差がつながるように裏側から削って調整して下さい、少し厚くなってるはずです。完全に継ぎ目を消さなくても裏返さなければ目立ちませんが、完全に消す場合は最終的にはポリパテで埋めて下さい。赤線の部分は段差が残りますが、消さずに残していいと思います。
丸い部品は一応左右の区別があります。LRの表記をしてたのですがゲートで消えちゃったので、ともかくゲートをナイフと平ノミで削り取って処理してから、部品を当ててみて馴染む方に貼り付けて下さい。ゲートがある面が接着面です。左右逆だと微妙に隙間が大きくなるはず。接着位置はだいたい円の真ん中にくるようにしてください。

・転輪の組み立て
転輪、誘導輪、起動輪の組み立てをします。全部組んでからまとめて塗る前提なので、分けて塗る人は接着を待って下さい。ここの項目では最後までよく読んでから作業をするようにして下さい。転輪の部品は完成後はあまり見えないので適当にやってもらっても大丈夫ですが、ここではなるべく綺麗になるように微調整する方法を説明します。適当に済ませる場合はここで説明した微調整は適宜省略して構いません。

1枚目:転輪は薄い&円形の部品なので、個々の厚みがけっこうズレている場合があります、その誤差と重ね合わせ次第では狂いが大きくなりますので、状況次第で修正をして下さい。
手順は、仮組みした時に赤丸部分がちゃんと突き当たるか確認します、まず重ねた2枚の隙間が大体揃うようにします。次に、転輪の高さ(車体側面からの距離)が揃うようにします。
2枚目:転輪が突き当たらないで浮いた感じになる場合、赤丸をした軸の頭を少し削って下さい。以降の加工をする前にやっておきます。右側面はちょっと高くなってしまっていたので、削る必要が出るはずです。
3枚目:2枚の隙間の調整のやり方です。この写真ではバリを全て取っていますが、面倒な場合は上のほうのバリは放置してかまいません。2枚の隙間を確認してみて、広い場合は写真の部分を平ノミで削って調整します。狭い組に合わせるようにして下さい。
4枚目:次に、高さを調整します。これは低い組に合わせます。高い組の写真の部分(パイプ状の部分)を平ノミで削って下さい。少し削ったら車体に当ててみて確認して下さい、簡単に削れるので削りすぎ注意。4組を完全に合わせきるのは難しいのでほどほどの所で妥協すること。
また、個々の転輪が成形状態が悪くて変に厚みがあったりすると思います。そういう時は連結してるランナーを切って、上下を回転させて使ったりすると楽に解決できますので、上手いことやってください。
連結しているランナーは残したままでも組める&そのほうが楽ですが、拘る場合はバラしても構いません、真ん中のランナーは裏返すと気になる程度に見えるので、そこだけ切っておくのもアリです(自分はそうしました)。
5枚目:起動輪はプラモの部品を使います。新旧あるので、新版をポリキャップを入れて使って下さい。細かいですが、歯が尖ってるので歯先を軽くヤスって丸めるとより良いです(歯が尖るのはイタ車の特徴なので)。軸は窪みの位置にφ3mmで穴を掘ります。なるべく垂直に掘って下さい、ここで軸が斜めになると起動輪も斜めに取り付けられて、履帯がハの字に開いてしまします(自分がやらかした)。補強を兼ねる為に、穴は側面パネルから車体部品までを貫通させて下さい、やり過ぎて完全に貫通しちゃわないように注意。軸は付属のφ3mmプラ棒を適当に切って使います。起動輪は回転するようにして、固定しません。最後に履帯を固定するときは、丸したディテールが隠れる位置にしておいて下さい。
6枚目:誘導輪を組みます。写真の窪みがあるのが内側です、2枚を重ねたら窪みの位置にφ3mmで穴を掘って下さい。φ3mmプラ棒を適当に切って軸を作り、車体に挿して接着します。誘導輪は回転させずに接着します。

・サイドスカートの組み立て
サイドスカート(側面装甲板)を組み立てます。説明では接着してしまいますが、塗りわけ手順によっては調整だけしておいて車体への接着は後回しにします。
1枚目:不要部分の取り方です。板の上に四角い棒状の部分がありますが、ここは不要部分(ゲート)です。裏返しにして、部品との段差をガイドにしてナイフで軽く何回かなぞってやると楽に綺麗に取れます。レジンは柔らかいのであまり力を入れない方が上手くいきます。
2枚目:ディテールの修正です。時おりディテールがかけるので、これらはφ1mmのプラ棒で修正して下さい。プラ棒は200mmの方じゃなくって130mmのを使って下さい。丸ディテールはプラ棒の輪切りを貼ればOKです。
3枚目:補強兼接着代の取り付けです。3mmL字棒を長さ90mm程に切って、前端から約30mmの位置に接着します。この補強の取り付け前に、車体に当てがってみて調整をしておいて下さい。成型時の厚みの誤差や反りによって、けっこうズレが生じるはずです。完全にラインを一致させるのは難しいので、お湯で温めて調整できる範囲で上手く調整して下さい。もっとも、ざくっと接着してしまっても出来上がれば案外気にならないとは思います。
また、ゲームCGと比べると前端のカーブしてる部分が少し大きいので、気になる場合はカーブが内側に入るように縁を好みで削って下さい。ここの完成見本は削っていない状態です。

・履帯の組み立て
先に履帯を組んでおきます。後からでも出来ますが、細かい部分を先に組むと破損の恐れがあるので先にやってしまいましょう。
1枚目:部品はプラモの部分連結式を使います、新版キットにはベルト式は付属しません。写真中の番号はプラモの部品番号で、4と7は共に2連ですが7の方が急角度です。向きはどっちでも構いませんが、M13と合わせます、底面で連結部の歯が5個の側が前になります。連結式のセオリー通り、起動輪のところで分けておきます。ここまで組んだら塗装をしておきます。最後に組む時は前半を先に本体に接着してから、起動輪の部分は少し回転させながら組んでやると楽に組めます。何にせよ、このタイプの履帯を組んだことが無い場合は、先にプラモで練習してもらったほうが無難です。

・吸排気口の組み立て
背面の吸排気口はプラ板を切って貼り付けます。接着位置は写真でわかるかと。
*寸法*(厚みは全てt=0.5mm)
・後部下段:28×6
・後部上段:28×7
・前部外側:13.3×7
・前部内側:13.3×9
ここで、13.3は大体です、13.5だとちょっと大きい。前部の外側は普通に接着すると少し下を向く感じになるので、少し上を向くように注意して接着して下さい。接着面の凹んでる傷は放置で構いませんが、気泡などの出っ張りは取り除いておいて下さい。写真ではOVMが載っていますが、後で構いません。

・小さい部品の組み立て1
各部の小さい部品を組んでいきます。順番は適当で構いませんが、側面の手すりとお尻の牽引具は壊れやすいので最後にしたほうが良いです。
1枚目:U字の金具を取り付けます。ゲートを切り取ったら、真ん中の丸みが無い面を接着して下さい。位置は大体です。
2枚目:灯火?の部品はOVMの脇にあります。左右の区別はなくって、1セット余分に入っています。抜け状態が良いものが2個取れるように選んであるので、状態が良い2個を使って下さい。単純に付け根を少し斜めに切り出して、1枚目の写真の赤丸にある窪みの部分に接着します。
3枚目:灯火?の部品を接着したら、t=0.5mmプラ板で小さく三角を作って下に貼って下さい。
4枚目:ライトの部品はプラモの新版の部品を使います。ゲートはそのまま支柱として使うので、太さが変わるところでナイフで切って下さい、ニッパーだと変形するのでナイフ推奨。また、後ろの穴はプラ棒で適当に埋めておきます。
5枚目:ライト横のカマボコは写真の小さい部品です。ゲートを取り除いたら、前面の丸い部分が欠けている場合があるので、適宜ランナーなどを切って貼って修復しておきます。ひさしの部分はt=0.14mmプラ板を幅5mmで適当な長さに切っておき、カマボコと平行になるようにして片面を接着します(写真はこの状態)。残りの面に接着剤を付けたら、海苔を巻く感じでレジン部品に巻いて接着します。下面には巻きません。最後に、下面に飛び出た部分をニッパーで切って終了です。
6枚目:接着位置です。ライトの部品は目印の窪みの上に接着します。カマボコは目印は無いので目分量で大体です。操縦士窓の部品(三角のやつ)は裏面のゲートをニッパーで切り取ったら、写真の位置に貼ります。
ライトの後ろには小さい長方形の板を貼ります。t=0.5mmプラ板を、幅1mm長さ3mmに切って、ライトの支柱に接するように接着します。

・小さい部品の組み立て2
その2です。
1&2枚目:OVMの部品はCGに合わせて入れていますが、これは完全に想像ですので、プラモの部品を使うなどして好きにアレンジしてもらって構いません。レジン部品を使う場合は、2セット入れてあるので、なるべく薄く成型されている方を使うと良いです。まず裏面を2枚目の写真のように紙やすりで削って薄くしておきます。その後、工作に自信が無い場合は全部切り出さずに、1枚目のように輪郭だけ切り出して、まとめて接着して筆で塗りわけると簡単に済みます。工作が苦じゃない人は2枚目のように個別に切り出して使います。
3枚目:背中のOVMの脇には吊り金具(アイボルト)をつけます。付属の金属線をφ1mmプラ棒に巻きつけて、余分な部分を切って写真のような形にします。位置は目印の窪みを入れてあるので、そこにφ0.6mmで穴を掘って、挿し込んで接着します。
4枚目:手すりを作ります。とりあえず、車体に入れてある目印の窪み(片側6箇所)に、φ1mmで穴を掘って下さい。なるべく面に垂直に穴を掘ります。次に、φ1mmプラ棒を接着していきます、長さ130mmの短い方を使って下さい。写真の様に、接着剤を付けた長い棒を刺してから、2mm四角棒をあてがってニッパーで切ります。こうすると楽にほぼ一定の高さでカットできます、応用が効くやり方なので知らない人は覚えてね。手すりは長さ200mmのφ1mmプラ棒を95mmで切って、大体前後の飛び出しが同じになるよう接着します、ズレても後で切ればOK。端から支柱の先に接着剤を付けて止めていきますが、支柱の頭がズレていた場合は無視して先に他を接着します(無理に曲げたりしないこと)。後からズレていた支柱を切り取って、長さ2mmに切ったプラ棒を接着して支柱を作りなおします。
5枚目:車体の4隅あたりにある金具を作ります。これは真ん中が高くなった棒状の部品を幅1.5~2mm程で切って貼ります。位置は大体で目分量です。かなり余るので好みであちこち増やしてもいいかも。
6枚目:お尻の牽引具を作ります。状態によりますが、とりあえずゲートを切ってもらって、接着してしまってから欠けを修正したほうが簡単だと思います。リブ状の部分の修正はパテよりもプラ板を切って貼ってもらった方が早いです。接着位置は大体です。

・砲塔の組み立て
砲塔はいつ組んでも構いません。砲身はプラモに付属の金属砲身を使いますが、古いプラ製も付属しているのでそっちを使っても構いません。また、砲塔の鉢巻みたいなディテールは溶接ラインのつもりですが、気になる場合は削ってからプラパテで鋳造表現をして周囲と馴染ませれば楽に消せます。
1枚目:防盾の部品(厳密には防盾というほどの厚みは無い)は、縁にあるゲートを処理して、外側からφ3mmで開口して下さい。内側からやるとズレやすいのでダメ。砲身は内側から挿します。上下の向きは当てた感じでわかるはず。
2枚目:砲塔は裏側のゲート跡を処理して下さい。真ん中に目印の窪みがあるので、ここにφ3mmで穴を掘って、φ3mmプラ棒を接着して、M13/40に付属して余るポリキャップをはめて下さい。ポリキャップを介するので、けっこうにゅるにゅるといい感じに回るはずです。
3枚目:全体を組み立てます。組み立て前に、砲塔の前の縁にはパーティングラインがあるので、注意して処理しておいてください。全体を仮組みして確認しながら、まず砲身を防盾に接着します。接着剤を少なめに付けておいて、仮組みして砲身の向きがまっすぐなるように微調整してやってから、がっつり接着します。砲身は防盾から約19mm飛び出します、突き当たる位置でほぼ合うはずですが、大きく異なる場合は防盾の内側を削って下さい。また、プラ製砲身だと長さが少し変わると思うので調整して下さい。砲身が接着できたら、防盾を本体に当てて再度砲身の向きがおかしくないか確認して、よければ防盾と砲塔を接着します。

・塗装と最終組み立て
塗装はもう好きにしてねって感じですが一応説明しておきます。
*カラーチャート(と言うほどでもないけど)*
車体色:Mr.118 RLM78ライトブルー (やや明るいので、ウォッシング前提の近似色です)
履帯:Mr.28 黒鉄色など、好みで
OVM:黒鉄色、シルバー、マホガニーあたりを好みで

OVMの固定用のベルトは各自で作って下さい。オススメは、マスキングテープにオリーブドラブなどの好みの色を厚く塗っておいて、それを1mm幅ほどに切って貼る方法です。簡単な割りに雰囲気は良いので便利。板鉛などで作ってもOKです(今どき板鉛は無いか?)。

転輪の縁の塗り分けは皆さんやり方があると思いますが、このキットの場合は目立たないので適当にやっても案外大丈夫です。自分の場合、履帯以外を組んでしまってから車体色をまとめて吹き、裏返して転輪の外側を四角くおおまかにマスキングしてから、黒色を下面からぶわっと吹きます。縁の側面にはあまり黒色が回りませんが目立たないので大丈夫。マスキングを取って、前後の転輪だけ追加で塗ったら終了です。オーソドックスに筆で塗り分けてもいいと思います。

ライトはM13には透明部品が無いので、透明化する場合はHアイズなどの市販品か他のプラモの余りを使って下さい。見本ではガラス部分を付けていません。

単色塗装の場合はやや単調なのと、鋳造表現は汚し塗装が映えるのでどうせならウォッシングなどをしましょう。言わずもながですが瞬間接着剤は特にエナメル溶剤に弱いので、なるべくペテロ-ル溶剤(模型用ならガイアノーツの品番T-05、紫のパッケージのやつ)を使って下さい。

車体と履帯を分けて一通り塗ったら、組んでおいた履帯をはめて完成です。手すりやお尻の牽引具は引っ掛けると破損しやすいので注意して、直射日光の当たらない場所で保管して下さい。

完成してひとしきりムフムフしたら、1/100のアヒルを後ろに並べて親子ごっことかして更にムフムフして、ツイッターにでも上げて宣伝しましょう、むしろして下さい。

以上で説明はおしまいです。お疲れ様でした。


日付

2016年7月31日

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