ワンフェス&同人ディーラー の始め方2

ワンフェス&同人ディーラー の始め方2

*その2の目次*
*ワンフェス 原型製作・3Dプリントのやり方*
・原型の製作
・3D CADと3Dモデリングソフト
・3Dプリンタ、外注プリントサービス
・何すればいいの?いくらかかるの?
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*ワンフェス 原型・複製・3Dプリントのやり方*

このページでは、ガレージキットの販売イベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」についてこれからディーラー(販売する側)になりたいという初心者に向けたアドバイスや始め方を適当に解説します。

今いるページは原型や複製や3Dプリントについて扱います。その他の分野や概要についてはリンクから飛んで下さい。個々の項目で概要と被る部分も少しあります。

筆者はワンフェスでスケールもの(戦車とか)のガレージキットを製作販売してる三十路のお兄さんです。アニメは見なくはないですがコミケとかは行かないので、そのへん適当なこと言ってると思ってください。

以下、項目ごとに折りたたんでいるのでクリックして展開して読んでください。PCで見る用に作ってるのでスマホだと見にくいかもしれないです。拡大して頑張ってちょーだい。

・原型の製作

そもそも、ガレージキットとは、インジェクションキット(普通のプラモデル)じゃない少数生産のモデルキット全般のことです。ただ、シリコンによる型取りとレジン(=ポリウレタン)による注型で生産するレジンキットが圧倒的に多いので、ガレージキット=レジンキットというイメージも強いです。

ガレージキットを作って売りたいと思ったら、まず「生産&販売形態をどうするか」「原型の作り方をどうするか」ってのを検討してみてください。必ずしもレジンキットが正解じゃないかもよ。

“原型の製作”なんてタイトル付けしといて何ですが、ここでは原型製作の超絶テクニック!みたいなのはやりません。筆者はそんなもん意味が無いと思っています。特に3D原型の場合には結局は「ツールへの慣れ」「分割と構成の判断力」「最低限の立体感覚」「とにかく根気」の問題だと思います。要はどれだけ時間を割くかどこで妥協するかの問題。技術うんぬんではなく地道に頑張るかどうかです。

生産&販売形態について詳しく
 
・原型を作って、自分でシリコン型取りして、自分でレジン複製して、キットで販売
一番一般的なやり方です。原型はオール手作業か3Dプリントで作ります。比較的安くできる反面、生産に手間がかかります。キットであるため、購入者は自分で組み立て塗装ができるモデラーか、製作代行業者に出してでも欲しいという人に限られます。

・原型を作って、シリコン型取りを外注して、外注でレジン複製して、キットで販売
これも多いやり方です。自分で複製してる場合とは区別がつかない場合もあります。生産の手間がかからず、複雑な形状でも綺麗に複製できます。その反面、コストが大きくなります。キットなのは上と一緒。金をかけてでも品質を上げたい、手間をかけられないって人に向いた方法です。

・原型を作って、自分でシリコン型取りして、自分でレジン複製して、塗装済完成品で販売
あまり見かけない手法です。キットじゃなく完成品にすることで、自分で作れない人にも買ってもらえる方法です。ただし手間がかかるため、大きなものを多数生産するのは無茶です。小さめのマスコット的なものであれば、さほど手間がかからずキット販売よりもよく売れるかもしれません。

・原型を作って、自分でシリコン型取りして、自分でホワイトメタル複製して、キットor完成品で販売
アクセサリーみたいな小物である手法です。高温対応のシリコンとホワイトメタルなどの融点の低い金属による鋳造。大げさに聞こえますが、カセットコンロと適当なナベでも普通にできます。ワンフェスではあまり見ないですが、アクセサリーとか釣り具のルアーとかではけっこう一般的なやり方です。スケールキットなどの精密モデルは個人での金属鋳造は無理があるのでやめときましょう、部分的にならアリ。アクセサリーやオブジェ的なものならモデラー以外にも売れるかも。

・3Dプリントしたものを、キットでそのまま販売
最近増えてきているやり方です。生産の手間がかからず手軽です。1個生産ごとのコストが大きく、大きいモデルだと価格が高くなるので複製したほうが良いですが、指先ほどの極小さいもののセットとかだと下手に複製するよりも安く綺麗にできる可能性があります。またレジンでは事後変形しやすい細長い&薄い部品の場合にも適しています。レジン複製との合わせ技でマルチマテリアルキットにすることもあります。複雑な彫刻のある極小型モデルだと特に向いた方法です。特に利益を出そうって気がなくて少数しか売れない見込みであれば有効な方法ですが、もし自分で10個プリントしてワンフェスで5個しか売れなかったらけっこうな赤字になるはずなので、そういうリスクも考慮を。

・3Dプリントしたものを完成品としてそのまま販売
これも最近増えてるやり方です。色が関係ないものならアクリル樹脂などで、色分けする場合でもカラー石膏などを使うことでそこそこの見た目になります。フルサイズのフィギュアを綺麗に色分けってのは不可能なので、デフォルメしたもの(ねんどろいどミニぐらいの)なんかに向きます。どうしても質感がモサっとした感じになるので、ゆるい感じのモデル向け。色分けしてあって完成品であればモデラーでなくても買えますから、ライトな客層を狙うのに適しています。リスクは上と同じです。

・3Dプリント用のデータを販売
DMM.makeとかのサービスで、データで販売してお客さんは自分で業者に注文して出力して貰って業者から受け取るというやり方です。製作者はデータをアップして登録しておくだけでいいので、手間がかからず楽です。ただし、当然ですが版権ものはやってはいけません。モデラー向けお役立ちアイテムとか、スケールモデル用の汎用部品とかに向いた方法です。在庫を抱えないで済むので、リスクが小さく済みます。弱点として、商品の存在を周知させづらいことと、いつサービスが変更になるかわからないってのがあります。

・改造部品の販売
最近では女の子の可動プラモも増えました。例えばfigmaの頭と服装の一部だけを部品で販売して元と別のキャラにするってやれば手軽です。ただし、この手の「キャラクタープラモ&可動フィギュア」の改造部品は版権NGな可能性が高いです。無許可でやるとアウトだよ。「figma改造用の汎用手首セット」なんかも申請が必要です、名前を出すだけでも商標権とかにひっかかります関節の規格を使用するのも微妙なラインです。こういった改造部品は手軽ですが版権でアウトになりやすいので、他所でやっていないかとかよく調べてからやること。ゾイドなんかは当日版権の許可出てますね。

ちょっと話が逸れますが、大事なことを一個教えておきます。ワンフェスの版権申請をすると原型完成後の本申請のタイミングで委員会から送られてくる文書に、「フィギュア本体にC表記を刻印すること」みたいな文言が書かれてるはずです。本体にってのがポイントね、今さら言われても原型仕上げたよ!?ってなるかもしれませんが、この文言は建前でしかないので実は無視でも大丈夫です。C表記は確かに本体に記述するのが法律上のルールで、台座や板切れに刻印して付属させるのはNGです、本来は。けどワンフェスでは本体に刻印してる人など滅多にいなくて、刻印した板切れを付属させりゃOKって感じになっています。本体への刻印は実際無理があるため、版元も黙認してくれています。なので無理に本体に刻印しなくても大丈夫なんで安心してね。

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・原型の作り方をどうするか
すごくざっくり言えば、「オール手作業」「3Dプリント」「手作業と3D複合」「3Dプリント品の直売」に分かれると思います。どれも長所短所はありますが、これから始めるなら基本的には3Dプリントで作るのが無難でしょう。

原型の作り方をどうするか
 

・オール手作業
昔ながらのやり方で、職人的な方向です。上手ければ手作業だからこそ出来る情報密度を出すこともできますが、下手するとグダグダの作品になります。及第点が出しづらく、上手い下手のどっちかに振れやすい、って感じ。材料はスカルピーやポリパテを使うのが一般的です。よほど上手い人でない限りは3Dモデルよりも時間がかかり、修正や変更がしづらいのも難点です。職人的な向上心や信念が無いなら、今から目指すのはやめておいたほうがよいでしょう。

・3Dプリント
全部の部品の3Dモデルを作成して、3Dプリントするやり方です。現在の主流がコレ。ツールの使い方さえ覚えれば、ほとんどの人は及第点の水準で、フィギュアを作ることができます。及第点を出しやすく下手なのができにくい、って感じの平均点型。ソフトはずいぶん安くなって無料のものでもけっこういけます。3Dプリンタも発展したし、外注プリントサービスも手軽になりました。ソフトとプリンタの詳細は別途触れますが、さほど複雑じゃないよ。修正や変更がしやすく、バリエーション展開に強かったり、基本になるデータがあれば体とか楽できるのが利点です。モノが大きくなるとプリント代が高くなるのが欠点です。

3Dプリントなら手作業が要らないかというとそんなことはなくって、出力した部品の表面を整形する必要があります。外注プリントなら表面の傷や模様はずいぶん小さく済みますが、それでもかなりの時間をかけて表面を整えなくてはいけません。完成見本を作るのも手作業になるので、3Dで原型をやる場合でも最低限のモデラー経験は必要です。それらを丸ごと外注してしまう手もありますが、かなり高くつきます。

・手作業と3D複合
2つの合わせ技です。3Dプリントは基本的に体積が大きくなると高くなります。なので、大きい部品だけ手作業でやって小さい部品は3Dプリントするとちょっと安くできます。例えば大きな船なら船体は手作業、その他は3Dみたいな。細かい部品や彫刻は手作業より3Dプリントのほうが楽ですから、互いの欠点を補おうって考えです。

・3Dプリント品の直売
この方法の場合、厳密には”原型”にあたるものが無くなります。元の3Dデータが原型の代わりって感じ。3Dモデルを作るだけで済みますが、キット販売であれば完成見本を作るための手作業が必要です。

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・3D CADと3Dモデリングソフト

3Dソフトについて説明します。ただ、どのソフトがオススメなのかってのは筆者もそんなに種類を使ってるわけじゃないのではっきりとしたことは言えません。この手のソフトって市場の変化が激しいので最新の情報じゃないとあまり意味ないしね。よく名前を聞くものだけ挙げておくので、あとは自分で調べて比較してください。

ひらく

3Dモデルを作るソフトは大きく分けて2種類あり、3Dモデリングソフトや3D CGソフトって呼ばれるものと、3D CADって呼ぶものがあります。結論だけざっくり言えば、女の子や動物のフィギュアを作るなら3Dモデリングソフトが適していて、乗り物とかのメカを作るなら3D CADのほうが適しています。ただし、最近ではどっちもいける感じのもあります。
個々のソフトのオススメについては、自分が作りたいものに似たものを作っている人に何使ってるか聞くのが一番早いと思う。無料のものもあるので、とりあえずそれを少し触ってみてから考えるのでも良いでしょう。

3Dモデリングのほうで知られているのが「Shade 3D」(シェイド)ってやつで、一般価格で確か2万円です。3D CADだと以前はAutodesk社の「123D design」ってソフトが無料で使いやすかったのですが2017年で廃止になりました。一応無料版の後継ソフトでクラウド型の「Tinkercad」ってのがあり、有料だと「Fusion360」ってのが後継品とのこと。ぶっちゃけ有料で使わなくっていいはずなので、もろもろ調べてみてください。Autodesk社は企業向けの商売がメインなので、ぶっちゃけ個人利用だと無料でどうにかなります、最初から個人相手に商売する気ないのよあそこ。
ともかく、けっこう安くあがるはずなので高いソフトを買っちゃわないように注意ね、買い切り型だとMAX2万円くらいが相場と思ってて。ここに挙げたソフトを検索してみて、それと比較されてるソフトや「それ見た人はコレも見てます」的な誘導に乗っかればうまく探せるかなと。まぁだいたいの人は複数のソフトを触ったりしてないので、感想を聞いてもあまり否定的な意見は出てこないんだけどね…。

使い方はネットを叩けばだいたい日本語の利用者フォーラムがあるのでそれ見て勉強しましょう。単純な人体のモデルならサンプルを配布してたりするので、それを真似て勉強するのも手です。なんにせよ、今日はこれをしてみようって目的意識をしっかり持って触ってりゃ誰でもいくらかの練習で使えるようになります。そんな難しいもんじゃないので気軽にどうそ。

パソコン本体について。スペックが良ければ良いほどいいのは確かですが、ノートPCでも一応は動きます。並みのノートだとほんと”一応動く”なので、基本的にはデスクトップを使ってください。既にデスクトップがあるなら、とりあえずそれに入れて使ってみれば良いと思います。たいてい動くはず。快適に使うなら、最近のハイスペック向けFPSゲームの最低要求環境ぐらいあれば余裕でいけます。なるべくメモリが大きいほうがよくて、CPUが2GHz以上のi3以上で、グラフィックボードは最低限のオンボードでもいいけど別にあればなおよい、って感じ。マウスとかの環境は特に変わったものは要りません、手にあったマウスがあればOK。

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・3Dプリンタ、外注プリントサービス

3Dプリンタと外注プリントサービスについて説明します。個々の機種とか業者については詳しく説明せず、概要とか最低限知っておいてほしいことを説明します。

まず最初に言っておきたいのですが、これからガレキディーラーをやってみようって人がいきなり個人で3Dプリンタを購入するのは全くオススメできません。損をすると断言してもいいです。ここでは一応説明しますが、自分で買おうとか思わないで下さい。外注プリントをするための知識として知っておくだけにしときましょう。3Dプリンタは魔法の道具ではありません、限界も欠点も多々ありあます。それを把握できない内は買うべきではありません。

3Dプリンタについて

まず3Dプリンタと言っても、値段や能力はピンキリで造形方式もいろいろあって全くの別物だったりするよ、ってことを知っておいて下さい。基本的に表面が綺麗で彫刻も細かく出来るなんてのは高価な機種です。色々あるのを説明していくと大変なので、ここではモデラーに使われることが多い2方式について説明します。

・リール、熱融解、積層方式。ソフトクリーム方式
方式の呼び方は決まったものがないので、けっこう皆てきとーです。この方式は「樹脂を糸状にしたもの(フィラメント)をリールに巻いて」「それを機械の先端で熱で溶かして」「機械の先端を動かしながら材料を出す→冷えて固まる」「これを連続して重ねていく」というやり方です。ちょうどソフトクリームを作るような感じで積み重ねていきます、コーンを持つ手じゃなくって機械のほうが動くのが違うとこ。このタイプは個人向けで主流だったタイプで、単純なので価格も安く市場価格で2万円~20万円くらいのものが大体これです。

はっきり言って、このタイプだと精度が悪すぎてガレキの原型用としては使いものになりません。表面のガタガタ具合が大きいのと、角を鋭角にできなくて丸くなるのと、材料が硬い場合が多く削りにくい、ってのが大きな欠点です。簡単な部品なら無理やり使えなくはないですが、わざわざ買う価値は無いでしょう。2万円とかの安いものなら「おもちゃ」として買って遊ぶのであれば、まぁ別にいいんじゃない?って感じ。
たしかに10万以下でこんなに綺麗にできた!高精度!って触れ込みのはよくあるんですが、そもそもみんな上手くいかなかった時は見せません。上手くいったモノばかり見せるわけですが、自分が作りたい形状がいけるかは実機で試さない限りわかりません。特にメーカーが出す見本は有利な形状のを出してくる場合が多いのでアテになりません。ツイッターとかで他の人のが綺麗に見えても眉唾だと思っておこうね。

有名な機種は「ダ・ヴィンチ」とか。この方式は2012~13年頃に3Dプリンタが流行った頃こそ持てはやされましたが、現在ではブームも去って扱ってる店自体が少ないと思います。ただ、この方式で高精度を謳っているやたら高い新機種もあります、ぶっちゃけやめたほうがいいと思います。この方式は造形の原理的にどこまでいっても限界があり、見本が綺麗でも毎回そんなに上手くいくようなものではないです。半端なの買うぐらいなら外注サービスで金使ったほうがマシでしょう。10万でも3~5キットぶんは外注できるはずです。

・光硬化型、光造形型
最近流行ってるっぽいタイプです。これも複数あって物によって多少違ったりもするのですが、ざっくり言えば「材料の液体or粉体をタンクに入れとく」「紫外線などの光線を2方向から照射して交差した場所が硬化する(1本とかの違う場合もある)」「光軸の交点を移動させていって連続的に硬化させる」「タンクから硬化した部品を取り出して洗浄する」、っていう仕組みです。同じ3Dプリンタでも上の方式とはかなり違うでしょ。このタイプは光線なので微細なモデルでも作成できます、上のタイプだと材料が出るノズルの大きさ(φ0.3mmほど)より確実に太くなるからね。レジンを使える機種があり、従来は1千万円以上する企業向けモデルのみがこの方式でした。

2016年(?)にFormlabsって会社の「Form2」てのがコミコミ約60万円で出て、これが人気なようです。また、少し劣るものでXYZプリンティングってとこの「ノーベル」ってのもあります。このForm2って機種は外注プリント業者も使っており、造形品質は十分原型として使えます。能力を考えれば破格の安さだと思います、確かによくできてると思う。
で・す・が、それでも個人でコレを購入することはオススメできません。金が余ってて、60万で買ったものが2~3年後には物置送りになっても気にしないってのなら別ですけど。間違いなく、9割以上の人はこれの導入コストをペイする(元を取る)より先にディーラー活動を辞めるか、いつまでたっても元とれないかのどっちかです。これと同じのを外注業者が使ってるんだから、そっちに注文したほうが良いです。60万円ぶん注文しない限りは外注したほうが得です、厳密には材料代とかのランニングコストを考えればもっと大きくなります。作業の手間もかかります、材料液や洗浄液の廃液処理も必要です。フィギュア1個ぶんの原型の出力は何件かに分けても2~3万円でいけるでしょうから、元をとるにはざっくり20~30キット作る必要があります。そんなに続けると思いますか?ほとんど居ないよそんな人。

有用性を見出すとしたら、プリントした部品をそのまま売る場合です。ただこの場合でも材料費はそれだけかかりますし、整形して複製したレジンキットに作り易さで劣る可能性も出てきます、必ずしも優位とは言えません。また材料が光硬化レジンの場合、普通のレジンよりはマシとはいえ形状によってはそこそこ事後変形(反り)がでます。外注プリントの利用と比較して、なかなか説得力のある購入動機を見出すのは難しいです。試作が手軽にできるといっても道具の準備や部品の洗浄があるし、外注だって1週間で来るしなぁ…って。

模型界隈ではとりあえず買ったもんは紹介しときたい、褒めときたいって意識が強いです。高価な買い物なら尚更です。「いいね」欲しさがいき過ぎて、過剰に褒めまくり、拡散させまくり、ってしちゃうケースもあるでしょうから、ツイッターやブログのポジティブ評価ばかりでなく、ちゃんと冷静に比較分析して考えてね。3Dプリンタを買おうと思って機種の比較だけをするのではなく、そもそも買わなくてすます方法はねぇか?他の手法はないか?って広い視野で見ようね。

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外注プリントサービスについて

外注プリントサービスについて説明します。要するに、3Dデータを送って、業者がそれを3Dプリントにポイっと投げてプリントして送ってくれるサービスです。ここ数年(2015~)ぐらいで一気に業者が増えて、機械も進化して便利になりました。

個々のオススメ業者は筆者も知らないので適当に調べて下さい(おい)。ここでは、筆者が使ってる「DMM.make」を例に説明します。AV屋はちょっと…、って人も居るかと思いますが、自動見積もりがあるので見積もりを依頼する申し訳なさが無いのが初心者向けで良いと思うのよ、トラブルがなかったら自動で全部進むから面倒が無いしね。とりあえずやってみたいいて人は、最初はココでいいと思います。筆者は手作業メインなのでここで十分って感じです。

やり方は簡単で、ユーザー登録→データをアップ→自動見積もり(2~3分で返信くる)→価格見て材質選んで注文→業者が造形開始→宅配で届く、って感じ。データに不備があると造形開始前にメールが来ます。DMM以外も似たようなもんでしょうが、自動見積もりでない場合は軽い気持ちで見積もり依頼をすると迷惑になるのでやめましょう。メール対応にも人件費はかかっています。

やり方自体は単純なので、ここでは外注サービスを頼むとき、データや手続きでよくあるトラブルやアドバイスについて書いておきます。

トラブル&アドバイス
・部品はなるべくまとめよう
DMMの場合、1件の注文=1ファイルにつき10部品まではOKです。どういうことかと言うと、一つのファイルの中で繋がっていない部品10個までは原則セーフですよってこと。それよりも多いと拒否されます。ただし、原則セーフってだけなのでなるべく枝でつないだほうが良いです。また上下に重ねて宙に浮いたような状態もダメです。

更に、複数の部品を枝でつないでおいて、最終的にデータを一体化して一つの部品として認識できる状態にすればもっとたくさんの部品を一度に処理できます。例えれば、プラモの部品がいっぱいついたランナーで部品ごとに数えていたものをランナー全体で1個と数えるように処理するわけです。以前は「123D design」ってソフトがこの処理を楽にできたんですが、ソフトが廃止になったので他を当ってみてね(丸投げ)。最近のソフトなら、この「モデルを一体化」機能はたいていついてるはずです。この一体化処理を忘れて、見た目で1つにくっついてるけどデータ上は複数個の集合体ってなってる場合、拒否されますのでご注意を。一応参考画像を下のほうに乗せたので見てみて。一覧に出る要素(構成部品)が1個になったらデータの一体化ができてます。

・ファイルサイズに注意しよう
DMMだと100MBまでです。部品をまとめて一体化した場合、このファイルサイズが大きくなっちゃってる場合があるので注意。100MBを超えてるとアップロードできず、何のメッセージも出ないので「は?」ってなります。なぜかアップロードができないって時はファイルサイズを確認してください。

・サーフェス(面)の向きに注意しよう
3Dモデリングソフトを使った場合、モデルのサーフェス(表面)の向きが揃っていることを確認しましょう。全部の面が閉じているかも確認を、破けてるとダメです。最近のだと3Dプリントに使える状態かを自動で診断する機能があるはずなので、それを使えば楽ちんです。3D CADソフトの場合、普通に使えば最初からソリッドモデルで作成していますから破れを気にする必要はありません。

・材質を選ぼう
原型として使う場合、アクリルのUltramodeのクリアか、光硬化樹脂のグレーでいいと思います。比較した場合、アクリルはやや高く、表面の荒れがやや大きい、ですが反りや変形が少なく、底面が固定されて予期せぬ枝ができない、です。光硬化樹脂は、やや安く、表面が滑らか、な反面、反りがやや大きく、勝手に斜めに出力されたり、予期しない枝がついて表面が荒れることがある。向き不向きで言えば、アクリルは表面にたくさん彫刻がある部品や反りを嫌う部品に向いていて、光硬化は表面に彫刻が無い滑らかな曲面やある程度の大きさがあるものに向いています。小さなメカや小物はアクリルで、フィギュアの体や服は光硬化樹脂がいいかなって感じ。見本の写真はこの下にあります。

・上下を気にしよう
ファイルをアップロードしたら、しばらくして見本の画像が表示されると思います。それで上下がひっくり返ってないか確認してください。モデルの作り方やソフトによっては意図せずひっくり返る可能性があるので確認を。材質がアクリルの場合はXYZ軸は固定されて底面から上に積み上げていくので、3Dモデル作成時に考慮しておきましょう。光硬化樹脂(レジン)の場合は出力時に勝手に向きが斜めになったりする場合があります。それでも一応は3Dモデルの上下がひっくり返らないように注意しておきましょう。

・なるべくくり抜こう
外注3Dプリントサービスの値段は基本的に、基本比コスト+体積に応じた材料費など、できまります。安くしようと思ったら、「全体の輪郭のサイズを小さくする」、のと「モデルの体積を小さくする」のが有効です。
全体のサイズは複数の部品があるなら並べ方を工夫してXYZの長さが小さくなるように配置します。あまりに部品同士が近いとくっつく可能性もあるので、最低でも2mmは離しましょう。光硬化樹脂で背が高い部品だと枝が密集しやすくてくっつきやすいので、もっと余裕をみて5mm離しておくと安心です。
体積は各部品ごとに、内側をくりぬいてやります。例えばムクの円柱ならば、片側を閉じたパイプで出力して、後で自分で穴を塞げばいいわけです。ただし、最低限の厚みは必要なので、おおむね1mm厚を確保するようにしておけば変形もしづらく安心です。このくり抜きは材料によって制約もあるので、外注業者の材料ごとの制限をちゃんと確認すること。基本的に、どっかに大きな穴がないとダメです。中身をくりぬいてるけど、穴が開いて無い閉じた箱とかはNGです。

・薄い部分がありますって言われたら?
くり抜いたりすると丸くなった角が微妙に厚みが薄くなっちゃてるなんてことがよくあります。その場合、DMMから画像を添付して「規定より薄くなっている箇所がいくつかあり破ける可能性があるがこのまま出力してもよいか?」といった感じで確認のメールが来ます。たいてい大丈夫なのでそのまま出力しちゃっていいです、「承知しました、破れても構いませんのでこのまま出力して下さい」ぐらいの内容で返信しましょう。ここでメールで問答しても仕方ないです、つかアレコレ聞いてくるような人だと注文を断られる可能性もあります。破れたらそん時、とわりきってやりましょう。なお、確実に無理だろってくらいに薄い&細い場合、確認ではなくはっきり拒否されるはずです。その場合はモデルを作りなおしましょう。

・材質ごとの扱い方
出力した部品が届いたら表面を整えて原型として完成させます。
アクリルの場合、表面に白い粉みたいなのが付いてるので全体をズポンジやすり等で削ってととのえます。接着剤は瞬着が使えて、ラッカーとエナメルも使えます(アクリルもたぶんOK)。けっこう削りやすいので作業は楽です。
光硬化樹脂(レジン)の場合、まず表面がぬちゃ~ってしてるのが気になるはず、これはプラモ用のラッカー溶剤を含ませたティッシュとかで拭けば取れます。枝がいっぱい付いてるのでニッパーで切っていきますが、切った衝撃で割れやすい材質なので危ない箇所は部品から離れた所でカットします。接着剤は瞬着が使えて、ラッカーとエナメルも使えます(アクリルもたぶんOK)。けっこう削りやすいのですが、硬さが不均一な場合があり細かい傷が残りやすいです。最後は番手の大きい紙やすりを使って、サフも何度か吹くつもりで作業しましょう。普通のレジンよりは変形しにくいようですが、上に何か置いたりして負荷をかけた状態で置いておくと曲がるので、保管には注意しましょう。

・カラー石膏とかの場合
カラー石膏なんかの場合、貼り付けるスキンの不備が起きやすいみたいなんでよく確認しましょう。

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・何すればいいの?いくらかかるの?
ワンフェスについて何をすりゃいいのか、いくらかかるのか、ざっくりとした流れを順を追って説明します。ざっくりと理解してもらうためなので細かいことは別ページ見てね。ざっくりでも大ボリュームですが、そんだけ把握すべき事が多いんだよ。
一応ここでは、1/7~1/10くらいの普通の恰好した女の子フィギュア10個販売+見本で、3D造形で外注プリントで自分で複製を想定してやります。複製を外注する場合はかなり早めに動く必要があるので十分に注意すること。

先にまとめ:料金の合計はソフトが0円として7万~8万円です。フィギュア1種類10個+見本なのでちょい安めの計算です。ものが大きくなると3Dプリント代とシリコン代が増えて、販売個数が多いとレジン代と版権マージンが増えます。1/7~1/10の普通の恰好のフィギュアだと相場は7,000円前後ですから10個売れたら7万円ね。交通費と宿泊費抜きでトントンくらい、もうちょっと売れるかもう一品あれば交通費と含めても黒字を狙えるかな?ってラインですね。
自分で複製してこれぐらいになります。当然ながら複製を外注すれば一気にコストがかさむので、そうなれば厳しくなります。更にもし完成見本の製作を外注すると5万円程度はかかりますから赤字確定です。時間を金で買うという判断は状況によっては有効なんですが、経験を積むとうい意味合いでも少なくとも初心者にはオススメできません。

ひらく

1:概要を決めよう。(0円)
まずおおまかに次のことを決めましょう。

「何を作るか」「手作業原型か3D造形か」「3D造形なら外注プリントか自前プリントか」「自分で複製するか外注するか」「デカールつけるか」「予算と売価」

初めてで一般的なフィギュアの場合、3D造形で外注プリントで自分で複製でデカールは余裕あればつける、が妥当なプランです。今から始めるなら、手作業原型はオススメできません。
何を作るかは作りたいもん作ればいいわけですが、初めての場合はなるべく原型を仕上げてから申し込みしたいので、「過去に許諾が降りてる作品」で「公式にある衣装」で「露出はほどほどのやつ」にするのが無難です。それならまず許可が出ます、その作品を過去に他の人が作ってるか確認しましょう、公式の一覧表も参考にね。
あと、「二重版権」には注意してください、確実にNGになります。二重版権ってのは版元が複数になる場合で、例えば「実在するコンビニの制服を着たゲームキャラ」なんかが該当します。これはワンフェスだと無条件にNGです。

2:ソフトウェアの入手(0円~2万円くらい)
とりあえず、3Dソフトを入手しましょう。上の項と被るけどもう1回書くよ。
3Dモデルを作るソフトは大きく分けて2種類あり、3Dモデリングソフトや3D CGソフトって呼ばれるものと、3D CADって呼ぶものがあります。結論だけざっくり言えば、女の子や動物のフィギュアを作るなら3Dモデリングソフトが適していて、乗り物とかのメカを作るなら3D CADのほうが適しています。ただし、最近ではどっちもいける感じのもあります。
個々のソフトのオススメについては、変遷が激しくて私もよく知りません(おい)。自分が作りたいものに似たものを作っている人に何使ってるか聞くのが一番早いと思う。無料のものもあるので、とりあえずそれを少し触ってみてから考えるのでも良いでしょう。

3Dモデリングのほうで知られているのが「Shade 3D」(シェイド)ってやつで、一般価格で確か2万円です。3D CADだと以前はAutodesk社の「123D design」ってソフトが無料で使いやすかったのですが2017年で廃止になりました。一応無料版の後継ソフトでクラウド型の「Tinkercad」ってのがあり、有料だと「Fusion360」ってのが後継品とのこと。ぶっちゃけ有料で使わなくっていいはずなので、もろもろ調べてみてください。

ともかく、けっこう安くあがるはずなので高いソフトを買っちゃわないように注意ね、買い切り型だとMAX2万円くらいが相場と思ってて。

3:ざっと作ったら3Dプリントしてみよう。(5千円~1万円)
とりあえず、全部じゃなくっていいので大きい部品いくつかと小さい部品いくつかを外注3Dプリントしてみましょう。3Dプリンタを自分で買うのはオススメしません。細かくは省きますが、10万以下のクラスだと使いものになりません、業者も使ってる50万~70万のクラスだと導入コストをペイする前に同人活動やめると思います。
外注の場合は何個かなら1件にまとめて注文できます。大きさによるけど、1件の注文で5千円~1万円くらいになると思う。価格はだいたい基本価格+体積に応じた材料費等で決まります、小さいと3千円くらいでいけるよ。初めてだと感じがつかめないと思うので、一発勝負じゃなくって2回以上に分けるほうがいいと思うよ。つーか1回は失敗すると思う。
外注プリント業者はいっぱいあるので好きにしてねって感じですが、最初はとりあえずDMM.makeでいいと思う。自動見積もりだからとりあえず投げてみるってのができるし、やりとりが少ないので楽です。材質は「光造形樹脂」のグレーか、「アクリル(Ultra mode)」のクリアーか、のどっちかでいいよ。詳しくは個別のページ見てね。手に入るまでの時間はスムーズにいけば1週間くらいで済みます。

なるべく内側をくりぬくようにしておくと安くなるので、モデリングに自信があればやりましょう。

4:整形してみよう(0円)
3Dプリントした部品はそのまままでは原型にできません。かなり品質が良くなったとはいえ、表面には凸凹があるのでこれを削って整える必要があります。このへんの感じを掴むためにも、最初はいっぺん試しに出力してみたほうがいいよ。

5:複製してみよう(11,650円)
ためしに適当な部品を複製してみましょう。別に原型が全部できてからやってもいいので、お好みで。複製しやすい・難しいの判断がまだできないと思うので、途中でいっぺんやってみてもいいかなって。
自分で複製する前提で説明するので、まずは道具を買い揃えましょう。種類はいろいろありますが一般的なのは以下のものです。価格は市場価格でざっくりです、名前もちょい適当。

クレオス製の「型取りブロック(青色2連)500円」「型取りブロック(青色4連)1,000円」「型取りブロック底板(赤色)700円」「シリコーンバリア(離型材)1,000円」「Mrクレイ2(粘土)300円」、WAVE製の「シリコーンゴム1kg 3,200円」「レジンキャスト ノンキシレン アイボリー 180秒タイプ 3,000円」、百均で「紙コップ、割りばし、つまようじ、金属トレー、キッチンペーパー、輪ゴム、筆」合計750円、ホームセンターなどで「電子秤(1kgまで)1,200円ほど」

を買います。合計で11,650円ってとこ。もちろんざっくりですし、シリコンやレジンは別のでも構いません。ここに挙げたもので普通は事足ります。逆に、雑誌とかでこれ以外でやたら高いものを薦められたらちょっと疑ったほうがいいかも、初心者であまりこったものを買う必要は無いです。模型界隈って、ガレキを作るディーラー相手に適当な商売したろって勢力も居るっぽいので注意だぞ。

試しにやってみるなら、顔パーツみたいな余裕で成功しそうな部品と、前髪や腕+指先みたいな細くて失敗しそうな部品をやってみたらいいと思います。そうすりゃどういうふうにゲートを付ければ良いか理解しやすいでしょう。ともかく、自分が作ろうとしているものが複製できそうかどうかの目途を立てましょう。

6:3Dモデル仕上げ→出力→原型仕上げ(2万円)
複製できそうだと確認したら、3Dモデルを仕上げ、外注に出して出力し、届いたものを綺麗に整形してサフ吹いて仕上げましょう。できるだけまとめて出力したら安く済みますが、データ量の制約とかあるのでここでは2セットに分けて出力したものとします。データの作り方で工夫すれば安くできますが、おおむね1キットぶんで2万円くらいかと。ただ、ちょっと大きかったりするとすぐに3万4万となっちゃいますけどね。また、瞳などのデカールを付属させるのであればこのへんのタイミングでやっておきたいところです。ここでは無しってことで進めます。

7:ディーラー登録と参加申し込み(約3万円~)
商品完成の目途が立ったら申し込みをしましょう。別に作る前に見切り発車でやっても構いません。ただ、見切り発車でやって版権申請をした場合、”本申請”よりも後にリタイア(見本の提出ができない)すると次回参加にペナルティが課される(最悪、抽選漏れ扱いになるかも)可能性もあるので注意してね。版権申請する場合、最初は十分に時間を取って、出来てから申し込みしたほうが無難だよ。
ディーラー登録ってのは、文字通りディーラー情報の登録です。ワンフェスの参加申し込みとは別なので注意。ネットでいつでもできますが、「責任者」と「ディーラー名」は変更できないので十分注意してください。特に名前は検索のしやすさに直結してくるので、他の何かと被ってないか?読みやすいか?よく検討しましょう。
ワンフェスの参加申し込みは期間限定で、だいたいワンフェス終了2週間後くらいから2週間程の間で受け付けしてます、年によるけど3月頭と8月半ばぐらいね。申し込み後1か月くらいしたら当選落選のメールが来ます、コミケと違って落選になる人は僅かしか居ないみたいです。つか、本当に抽選してんのかもわかんねぇです。
通知が来たら参加料の振り込みをします、入金方法によってちょっと違ってくるので注意ね、コンビニ払いだと書類来るのに数日かかるよ。参加料は基本27,000円で一人追加で2,500円で版権の手数料が2,000円です。版権のマージンは企業によりますが、例としてお舟だと定価の5%でした。つまり定価×申請した販売個数(売れた数ではない)×5%です。例えば、定価5,000円で20個販売で申請した場合、何個売れようと版権マージンは5,000円です。

8:版権本申請(5,000円とか、まちまち)
版権の手続きはざっくり4段階あります。細かいことは正規の申し込み書類をよく確認すること。
1:ワンフェス申し込み時の予備申請(文章でキット内容を説明)
2:約2か月後、本申請(たいてい、原型の組み立て状態&部品状態の写真を提出)
3:およそ一ヶ月後、結果通知、版権マージン入金(版元により、書類提出とかある、けっこうまちまち)
4:ワンフェス当日(版元によるが、だいたい塗装した完成見本写真と商品状態のサンプル1個提出)

って感じです。版元によるのであくまで参考程度で。本申請までに原型ができていればいいので、初めてなら原型ができてから参加申し込みすれば安心です。できれば1セットぶん複製してみて、完成見本まで作ってから申し込めば更に安心です。その代わり、遅くなるぶんコンテンツの旬を逃す可能性はあります。なるべく長く人気なコンテンツでやるほうが無難でしょう。

9:複製して生産&完成見本を作る(5で計上済み)
原型ができたら複製して生産しましょう。この作業が非常にメンドクサイので覚悟してどうぞ。生産は売りたい個数をワンフェスまでに作ればOkです。ただ、申請した個数を準備できなくてもペナルティはありません。例えば販売個数20個で申請したけど10個しか準備できなくても怒られません。版権マージンを10個ぶん損するだけです。なので、ヤバイ場合は生産より完成見本のほうを優先してください、だいたいの版元では完成見本の写真提出と商品サンプルの提出が必要です。「完成見本」と「キット1個」だけは何が何でも確保しましょう。それ以上生産できなくても売るもんがなくなるだけなので、次回以降のペナルティをくらうことはありません。材料はシリコン1kgとレジン1kgでとりあえず足りるとしておきます、不足したら買い足して。

10:商品を準備する(1,000円)
提出するものを確保したら、パッケージにこだわったりしましょう。余裕があれば事前に箱とか買っておけばよいですが、余裕が無ければ適当なパッケージを印刷しておいて、当日会場で箱を買って、貼って部品つっこんでおしまいって手もあります。箱代は10個で1,000円いかないくらい。会場で売ってるやつも特に高くはないです。箱じゃなくって透明な容器に入れてる人も多いので、周りを参考にしてみて。

11:告知する(0円)
完成したらしっかり告知しましょう。別に作ってる途中でやっても構いません。考え方はいろいろですが、あんましツイッターで毎日チマチマとつぶやくのは流石にウザイと思われかねないので程々に。ある程度進んだら進捗報告するぐらいにしましょう。完成後の告知は何回かやったほうがいいです、早めに見本が完成した場合でも、ワンフェス一ヶ月前くらいのガイドブックが発売されたタイミングや、ワンフェス2~3日前のタイミングで再度告知しておきましょう。

12:展示の準備する(1,000円)
展示の見やすさも大事です。なるべく余裕をもって準備しましょう。よく見る半透明の板を組み立てた展示台は百均の「フリーマルチパネル」ってものだそうで、500~800円くらいで1台ぶんできるっぽい、使ってないからよく知らん。ただし、「シルク」か「ミーツ」って系列の百均しか置いてないっぽい?適当に調べた限りではダイソーには無いみたいです。ジョイント部分は個人で工夫して自作してる人も居ます。どういうのが良いか、いっぺんワンフェスで回ってみて、気にいった展示をしてるディーラーさんに何使ってるか聞いてみても良いと思います。

やり方はいろいろありますが、ともかく注意すべき点は「十分な強度」「写真の撮りやすさ」「背景が汚くならないように」「荷物になりにくい」「潰しがきく、拡張しやすい」、といった点かと。まぁ百均で1,000円も出せば何かしら揃います。オーダーメイドで業者に頼んで高い金払ったりしなければ特に問題ないかと。なお、電源の申請をしていないと外部電源は使えません。電池式のライトを仕込むのは自由ですが、熱には注意してください。

13:送る(1,500円)
ワンフェス会場で受け取るよう指定して荷物を送ることができます。詳しくは公式の書類を見てね。フィギュアで10個そこらなら自分で運んでも大丈夫だとは思いますが、遠方なら極力送ったほうが楽です。日付指定する必要があるので、指定日の一週間前~3日前ぐらいの間で出荷しましょう。早すぎると迷惑になるのでやめてね。料金は場所次第だけどとりあえす1,500円にしときます。

14:売る(0円)
いよいよワンフェス当日、頑張って売ってください。フィギュア1種類の展示と販売であれば、1時間前に会場に着けば十分だと思います。現地で箱詰めとかするならそのぶん早く行こう。頑張るといっても特にすることはありません、呼び込みとかしてるのは見かけないし、たぶん逆効果です。適当なタイミングで提出物を出しておくのを忘れずに。なお、コミケみたいに隣の人と挨拶がてら商品を交換ってのはありません。

その1に戻る用のリンク(同じ窓で開きます)**その3へのリンク


日付

2018年4月16日

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