1/35 TOGⅡ ガレージキット 組み立て説明その2

1/35 TOGⅡ ガレージキット 組み立て説明その235inst_0

このページではガレージキット「1/35 イギリス重戦車 TOGⅡ」の組み立て説明をしています。
キットを購入された方はこちらを読んでから作業してくださいね。
ここは後半戦のほうです。前半戦その1はコチラ(同じ窓で開きます)

*目次*(ジャンプ機能は無いです)
・履帯の処理
・後部フェンダーの取り付け
・脚周りのプラ板の取り付け
・前部フェンダー、誘導輪、起動輪の取り付け
・細部のディテールの作成
・底板の取り付け
・塗装
・履帯の取り付け
・完成後の話
*目次ここまで*

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・履帯の処理
どのタイミングでも構わないのですが、ここで履帯の処理をしておきます。あんまり後回しにすると面倒さが増すので早めにしておいたほうが精神衛生上よいです。
連結してあるのは片側につき3タイプ4枚あります。11連の真っ直ぐのはゲート処理だけしてそのまま使います、これは真ん中用。全体が丸くカールしてる8連のやつは前側用で、組んだ感じ長過ぎたので先っぽの2枚を切って下さい。繋ぎ目をナイフで何回かなぞると切れます。切れ端は一応取っておきましょう。先っぽだけ曲がってる8連のやつはそのまま使います、これは後ろ用。
バラのやつは計30枚あります。普通に組むと片側12枚で足りるので、状態がいいやつを選んで使って下さい。一応全部塗装までしておいて、最後組む時に取捨できるようにしておきます。ゲートが細いのでぽろぽろ取れます、枝ごと無くさないように注意。バラのやつは前側に連結部の出っ張りがあります、間違えて削らないように注意。

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・後部フェンダーの組み立て
後部フェンダーを組み立てます。プラ板のリブ状の部品を付けた後でって以前ちらっと書いたのですが、こっちを先にしたほうがよさそうなので先に後部フェンダーをつけて下さい、前部は後からです。
後部フェンダーは左右の区別があります、ディテールの位置が大体合う方が正解です。この部品も厚みを整えて使用して下さい。
車体側面後部のプラ板とこのフェンダーの部分で歪みや誤差を吸収する考えでキットを作っています、なのでこの部分は現物で微調整が必要です。部品を仮に置いたら、後ろから見た時にフェンダーが水平になるように、おしりの板(写真の部分)を削って低くするか、外側のレジン部品の角(写真の丸のとこ)を切りつめるか、必要な方を行って下さい。右と左のフェンダーの高さまで細かく合わせるのは困難なのでそこまでせずに、個々に綺麗に見えるように組みます。
大体できたら、付属の2mmの四角棒を適当に切って接着代を作って下さい。片方あれば十分なので、様子を見てつけやすいほうに付けてください。フェンダーは側面のプラ板にかからないようにします。

細かい事ですが、この後部フェンダーの長さは実車とCGで異なります。Gパターンだと短いので、赤線の位置(ディテールの先のとこ)で切断して下さい。取り付け具の細かい形状も少し違うのでこだわる場合はプラ材で作りましょう。Jだとそのままです。

・脚周りのプラ板の取り付け
脚周りのリブ状の部品(泥よけとか)をプラ板で作ります。こんなものレジンで個人生産で抜けるわけない&一体だと厚くなっちゃうのでプラ板で作る仕様としています、少々面倒ですがご勘弁下さい。

1枚目の画像に一通りの寸法と位置を入れています。単位は全てmmで、外・内っていうのは車体の内側外側の意味です、()で書いた長さはとりあえずそれで切っておいて付けてからはみ出した部分を切ればOKの意味です。。この画像をカラー印刷しておいて作業すると多分らく。あと、ネットで実車の画像を拾って参考にするようにして下さい。

2枚目、前脚の部分。ここの装甲を付ける場合は先に付けておきます。カーブする部分を付ける時は、先に真っ直ぐな部分をある程度接着しておいて、固まったらツマヨウジに接着剤をつけて少しづつカーブの部分を接着していきます。ある程度進んだら余る部分をある程度まで切って、全部付く直前で最後に余る部分を切って長さを合わせます。失敗してもやり直しが効くので気楽にいきましょう、あと接着剤ははみ出した部分をそのままにした方が自然に見えます。

3枚目、前から見た。ここは内側と外側でプラ板の幅が違うので注意です。自分で1台作ってみて内側の見た目がイマイチだったのでこの寸法に決めました、なので写真の見本品だと内側の寸法が違ってます、個人のガレキだと原型作者は人柱も兼ねてます(苦笑)。角の部分は一応パテを少し盛って軽く丸めておいて下さい。

4枚目、前の内側です。縦に付く短い部分は下に突き当てるようにします。ついでなので他のディテールも説明しておきます。車体前側下部の板は図のサイズに切ったものを下から貼りつけます、ちょうど収まる感じになるはずです。プラ板を貼ったら、牽引具の部品を貼ります。位置は大体なので写真を見て下さい。車体に合わせて斜めに切っておくのと穴を開けておくのを忘れずに。

5枚目、脚もと下部のEの部分の説明です。Eの前端は写真のディテールに合わせます。そこから真っ直ぐ下端から1mmほどの位置に貼ります。後ろ側に端は部品の合わせ目の位置に来ます。両端をまず軽く止めておいて、下側からツマヨウジで接着剤を流す感じで塗ってやるといいです。

6枚目、後ろ側。FとGの間ではレジン部品の段差がそのままプラ板の段差になるのが正解です。KとMは端っこを斜めにしとくとより良いですが適当でも目立たないかと。Jの長いやつはレジン部品に沿って付けるので、レジン部品を先に付けて下さい。このレジン部品も厚みを整えて切り出します、位置は側面プラ板の縁に沿ってつけます。

7枚目、後ろ側。後部フェンダーの周辺は角に合わせて、板同士が突き当たるようにします。

・前部フェンダー、誘導輪、起動輪の取り付け
前部フェンダーは上記のプラ板部品を付けてから取り付けるので注意して下さい。誘導輪と起動輪は取り付けタイミングは任意です。

左写真で、前部フェンダーは例によって板状のセットに入っていて厚みが均一でない場合があるので、適宜やすりがけして下さい。また、実車写真を見てもらったらわかりやすいのですが、フェンダーを前から見ると凹を逆さにした感じになっているので、真ん中の部分の縁を削ってやってください。縁だけ削っておけば奥のほうは放置で大丈夫です。位置はフェンダーの端っこが前面装甲の端っこぐらいに来ます。前側の取り付け金具の部分は、拘る場合は市販部品でディテールアップするとよいです。
誘導輪(一番前のやつ)は実車でもこういう単純な円盤で、どうも真ん中は連結されていないようです。奥まで入れて脚の部品とぶつかれば大体いい位置に来ています、内と外が大体揃うように微調整します。どうせほとんど見えなくなるので整形は適当で大丈夫です。

右写真、起動輪です。なんだか表面がガタガタだと思いますが、見えなくなるので整形しなくて大丈夫です。見えるのはギザギザ部分の半分くらいなので、綺麗な部分を外に回せばOK。取り付け手順は、取り付け幅より少し短く5mmプラ棒を切り出す→起動輪の片方に刺してなるべく垂直に接着する(机に置くとよい)→反対側をはめて(接着しない)、取り付け部分にはめる→幅を合わせつつ、左右のギザギザを合わせて(プラ棒を当てるとよい)中心の棒と起動輪を接着する→接着してH型になった起動輪を車体に接着する、です。ギザギザの谷が側面から0.5~1mmほど出るように付けます。

・細部のディテールの作成
細部のディテールの作成と修復について説明します。なるべく実車の写真を見ながら作業するとわかりやすいかと思います。目につく部分は一通り押さえたつもりですが、自身の製作スタイルや製作スキルに合わせて省略したり更に細かくして調整して下さい。
より細かい説明のページも作ったので、併せて見てください。リンク (同じ窓)

1枚目、修復用の部品について。脚周りの四角いディテールは丸ごと移植は難しいので、六角ボルトの部分だけを取って使います。4隅にある小さいのは微妙に大きさが違って、高くなった部分のやつは少し小さいです。これは単純にナイフやノミで削ぎとって使って下さい。真ん中にある大きな六角の部分は、適当に大きく切り出してから机に立てて置いて押し切るようにすると一応削ぎとることもできますが、けっこう力がいるので難しいです。ここは、まず周りをおおざっぱに切り出す→六角の外周にそって切る→横に向けて置いて残った底の部分を切り落とす、という順序でやると楽かと思います。周辺部分は捨てることになるので先に六角を回収しておくとよいです。この大きい六角は真ん中が丸く窪んでいるので、気泡などで埋まっている場合はドリルで軽く掘ってください。

2枚目、脚周りと側面。脚周りの六角は、一部が大きくなっているので欠けている場合はなるべくパテで直すか、付属の市販プラ部品を使うか、足りない場合はWAVEのやつなので購入して使って下さい、1袋あれば十分足ります。側面のプラ板のところには四角いディテール部品を貼ります。完成写真から大体の位置に取り付けて下さい。この側面には複数の突起があります、六角っぽいのですが不鮮明な画像しかなくって個々の形状はわかりませんでした。位置は実車写真で大体わかるので、おおまかに再現すると良いです。脚周りの予備の六角を使うか、より楽をするなら市販のプラ材量を使うと位置決め&接着がしやすいです(相手がプラ板なので)。市販のプラ素材ではWAVE製とコトブキヤ製のが安価で入手しやすい(てか地方だとそれしか無い)です。他だとMengModelのやつが数が多くて安価で、特にSPS-005の六角ナットの(小)のセットなんかTOG2にぴったりだと思うんですが、地方だと売ってません&通販でも完売ばかりでなかなかないです。本当ならこれを付属できれば良いのですが、いかんせん大量入手できないのよね。東京だと秋葉原のイエローサブマリンで売ってました(買ってきたよ)。持っておくと便利そう&生産が不定期なので都心の人は奪い合って買っときましょう。

3枚目、側面ドアとか。ドアを開ける場合は真ん中で切ってください、突起も含めて真ん中で切ります。ヒンジはドア本体との繋ぎ目のところで切って下さい。開いた場合は中が見えるので、適当にフィギュアで見えにくくしたり間仕切りを入れたり工夫しましょう。
足元の穴は大きさが2通りあります。成型の都合で浅めなので、こだわる場合はもう少し深くして下さい、塗装したらスミ入れして黒くしておきます。穴の中でも丸をした組だけは中に何か入っているので、掘らないでおきます。

4枚目、お尻の部分。プラ板を切り出して貼りつけます。お尻に凸の帯が2本ある間にはまる感じで貼りつけます。実車の映像だとかなり確認しにくいですが、もう少し複雑な形状っぽいので拘る場合は映像を確認してみて下さい。

5枚目、側面前端の装甲について。ここの装甲を含めて側面は全体に後付けの装甲を付ける仕組みになっています、一番後ろ(プラ板のとこ)も装甲が付いている写真があります。現在の実車は右はここの装甲があって、左側は付いていません。CGだと両側とも付いています。装甲をつけない場合は、写真のように真鍮線か伸ばしランナーで棒(多分ボルトの脚)を作ります。実車の構造は推測ですが、車体にボルトが固定してあって、穴の開いた装甲をはめて、外からナットで止めているようです、装甲の周りの薄い板は位置決めを楽にするのと乗っけて重量を預けるためのものじゃないかなと。

6枚目、お尻の上側。フェンダーの内側は、まずプラを貼ります。長さは適当にして、下側を斜めに切ったものを貼ってやって、上にはみ出した部分をカットします。左右ともやったら間にφ1のプラ棒を渡して付けます、長さは現物合わせです。この棒は想像ですが、よじ登る時の手&足かけじゃないかと。
斜面には短い棒があります。小さく窪みがモールドしてあるので、これを付ける場合はそこにφ0.5で穴を掘って下さい。線は付属の真鍮線か適当な伸ばしランナーを使います。この棒もよくわかりませんが、単純にロープ等を括るためのものかと。

7枚目、車体前部下部。ここの側面にある変な形のブロックと車体真ん中とで隙間が出来てると思います。ここは組み付け誤差を逃がすためにあって、実車ではブロックの底板がL字みたいになって隙間はありません。”B”みたいな形になってるディテールの高さに合わせて、幅は側面ディテールの底板に合わせて、ブロック全体の輪郭がLの字になる感じで適当な厚みの板を1枚入れてやります。組み具合で微妙に差があると思うので、プラ板や予備ディテール部品のはじっこのレジン板から適当な厚みの部分を見繕って使って下さい。こう書くと何だか難しそうな感じですが、やる事自体は四角く切った板を一枚隙間に突っ込むだけです。
この下部にはφ2のプラ棒を2本適当な長さに切って、写真の位置に付けて下さい。前側の棒と牽引具とは接触します。

8枚目、車体前部。操縦席の窓の部分は現在の実車では何もないです。昔の実車写真の一部とCGではここにカバーが付いています。窓の部分は装甲ではなくって単純に「カバー」でしかない薄い板(横にスライドする)のようで、この辺はあくまで試作車としての仕様になっていたようです。カバーを付ける場合は別部品にしてあるので、基本は接着しますが、上手くやれば後からテープで貼り付けて組み替えにも出来ると思います。部品は適当に切り出したら薄く削って、周りに段差になってはみ出ている部分を丸々削り落としてやって、裏側が段差になるようにしてください。裏側の段差と車体の段差が合うようにします。貼り付けた時、カバーの上と車体の上とで僅かに段差が出来ます。
CGだとある前部の機銃は、探した限り実車では取り付けている写真はありませんでした。付ける場合は、付属のH形プラ棒を適当な長さにして、下側をプラ板で埋めて、前端は断面を垂直に整えてから適当に切ったt=0.3プラ板を貼ったあとで余分なところをカットして、前に穴を開けて適当なプラ棒を挿して銃身にします。もしくは、プラモで余ることもあるので取ってきてもよいです、見た目から普通のベサ機銃なのでイギリス戦車でよく使っていますし、確かチャーチル・クロコダイルで余ったはず。完全に想像ですが、CGだと真ん中が機銃ですけど実際は右端が機銃で真ん中の穴が観測窓じゃないかなと。右利きの人が操作するならそのほうが自然ですし。ただCGも何か根拠があるのかもしれないので、お好みでどうぞ。また、この穴は昔の実車だとセメントか何かで埋めてる時もあります。
正面の銘板か何かのプレートは、付属の紙で再現します。簡易的ですが特に単色塗装の場合はいいアクセントになるので効果大です。全部の塗装もクリアー吹きも済んだ後で、スティック糊(固形のやつ)を塗って貼ります。1枚は予備です。

・底板の取り付け
ひととおり作業をしたら底板を取り付けます。閉じる前にやることを全部やったか確認しましょう。この後の項で説明している隙間からチラ見えする履帯を付ける場合は先に付けておきます。
底板はt=0.5のプラ板で作ります、前側は接着代がないので、2mm四角棒を使って欲しい位置に接着代を作って下さい。プラ板の寸法は記載したものですが、組み立て具合でけっこう差が出ると思うので、先に付属の厚紙で試作をして様子を見てください。厚紙で様子を見て大きかったら切ってみて、確認ができたらそれに合わせてプラ板を切ります。この底板の部分は模型のメンテナンスハッチを兼ねていますので、底板の接着はあまりきつくやらないで、必要があれば引っぺがせるぐらいにしておきます。側面はあまりピチピチにすると入れにくいので少し隙間が出来る程度にしておくと良いです。
試作に使った厚紙は不要ですが、車内の間仕切りに使ってもよいです。もともとTOGは車体の前の穴から中が見えるので、気になる場合は内部に適当に切った紙を入れて奥が見えないように砲塔前あたりで仕切っておきます。ただ、内部は暗くなって何もしなくても案外見えなかったので気になった場合だけどうぞ。

・塗装
塗装のタイミングは任意ですが、作ってみた感じですと車体・砲塔・履帯をそれぞれ組んで塗装してから車体に履帯を接着するのが良さそうでした。
カラーリングは自由で構わないと思います。この完成例だとMr.カラーの321黄土色を使っています。いかんせん面が広いので単色塗装の場合は単調にならないようにグラデーションや退色表現を少し大げさにやっておくと良いかなと。
汚し塗装は完成例ではエナメルスミ入れとタミヤのウェザリングマスターでの汚しをしています。特にウェザリングマスターはキツめにして絵画的な手法にしてみました。スミ入れはレジン部品+瞬着なのでなるべくエナメル溶剤ではなくペテロール(ガイアノーツのT-05、紫のやつ)を使うと無難です、ともかく接着部が割れないようにご注意を。後ろ脚にある隙間は横も上も泥をはき出すための穴のはずなので、この周りは泥をつけておくと良いかもです。

・履帯の取り付け
車体と履帯をそれぞれ塗ってから接着する前提で説明します。履帯の連結部分は互いに接着しておいてから塗装して、バラはバラのまま塗装しておきます。車体は汚しまでしておきましょう、履帯バラの泥表現などは接着後にやります。
1.車体を塗装したら、机に敷いた紙やすりの上に車体をのせて軽く削って転輪の先っぽの塗料を落とします。
2.転輪に接着剤を付けたら、連結しておいた履帯の上にのせて接着します。履帯の塗料は面倒なので取らない。
3.バラのやつを付けていきます。履帯同士で接着するのではなく、車体や誘導輪に付けるようにしたほうが付けやすいです。連結部分が邪魔な時は適宜取ってしまってください。
4。最後の2枚は連結しておいてから、差し込む感じで付けます。好みでもっと奥まで付けてもよいです。

基本的な流れは上の通りです。バラの部品は起動輪の歯との合いが上手くいかないときは、裏側の連結部分の棒のとこor起動輪の歯を削りとってやるとよいです。どのみちほぼ見えなくなるので現物合わせで気楽にいくのがおすすめ。
バラの部品は余るので、見た目のいい部品を前の目立つ所に持ってくるとよいです。また、余るやつや連結部品を切ったあまりを使って後ろの隙間から見える位置の内部に履帯を貼っておくとチラ見えしていいかもしれません、こだわる場合はどうぞ。
実車の履帯は動いていた当時の写真でもけっこうたるんでいます。キットでもたるむように作ってあります。
接着ができたらタッチアップと汚しで接着剤で荒れた箇所をごまかしておきます。

・完成後の話
履帯をつけて必要に応じてツヤ消しクリアーを吹いたら、車体前のプレートを貼って完成です。あとはひとしきり眺めてムフムフしましょう。マフラーを組み替え式にした場合は2へんムフムフしましょう。
完成後はなるべくホコリと直射日光を避けて保管してください。変形には留意して設計していますが、あまり変な格好で保管すると多分曲がるので平らな所で保管して下さい。保管ケースは1/350重巡用が入る気がしますが確認して買うようにしましょう。移動用は100均の本棚のA4ファイル整理用の箱(?)がいい感じでした、ともかく並みのケースでは入らないので工夫しましょう。
トラブルで壊れたりした場合は砲塔の穴か底板を取ると内側からアクセスできます。
移動させるときは、一番脆いのは連結している履帯の部分ですので、ぶつけたり落としたりしないようにしましょう。またレジンキットの性質上、プラモよりも擦れによる塗料の剥離が起きやすい点も注意して下さい、砲塔を回すときは少し持ち上げる感じで回してください。

写真の話。実車写真を見て頂くとわかりやすいのですが、TOG2の場合は車体が高いせいで普通に写真を撮ると微妙にアオリのアングルになります、おかげで砲塔の下のほうが見えないので写真だと砲塔が少し低く感じるはず。というわけなので、模型を撮影する場合も少しアオリ気味に撮影してやると雰囲気が出やすいです。また長いせいでバック紙は大きくないと余裕ではみ出します、画用紙などを使いましょう。

以上で組みたての説明は終わりです。
他にもわからない部分や難しい部分があったときは遠慮なくご連絡下さい。また部品を壊した失くしたという場合も、自分で生産しているので何とでもなりますからとりあえずご連絡下さい。HPのお問い合わせからメール(仮名でOK)していただくか、ツイッターの返信をつかって呼びかけてみて頂いてもかまいません。ともかくせっかくのキット(しかも高価)が完成しないというのが一番もったいないので、困った時は遠慮なく問い合わせて頂いて完成させましょう。
完成写真や感想をメールしていただいたり、ツイッター等に載せて頂けると私が喜びますので是非どうぞ。ご希望頂ければ、作品をこのHPの各模型ページみたいな個別の作例ページにすることもできますので、是非どうぞ。というか自身で何パターンも作るのはしんどいので、作例のパターン増加にご協力いただけると助かります。興味を持たれた方はとりあえず仮名でかまいませんのでご連絡ください。

最後に、ガレージキットを作るレベルの人に今更言うことでもないのですが

模型は自由に作っていいものです、どんな上手い人が作ったものよりもアナタ自身が作ったものがアナタにとって一番かっこいい模型です、変に縛られることなく楽しんで作って完成させましょう。

2016年 初春 みかん箱の山に埋もれながら  ひつじ


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